第21回シングル厨使用パーティ「電磁波雨+受けループ」

シングル厨で使用したパーティです、さっそく解説していきま〜す。

今回は純粋な雨パではなく、雨パと受けループの2コンセプトを内包したパーティとなりました。本当は純粋な雨パを組みたかったのですが、気づいたらこうなってました←。次は純雨パで望みたいです。

まず軸となるニョログドラ+ラッキーは確定、次に格闘枠ですが、キノガッサからローブシンへと変更しました。理由としては、こちらのラス1がガッサで相手がガブなどの竜で、タイマンで勝てずに負けるという事態が対戦で頻繁におこったからです。そこである程度の耐久のある格闘として、ローブシンの採用を決めました。ビルドアップとオボンを持たせることで鉢巻ガブにタイマンで勝つこともできます。またラッキーと防御特化ローブシンとで簡易受けループを作ることもでき、パーティに入り易いと思いました。そして、前の雨パでのメタグロスの役割(パルシェン対策)も担っています。

そして次の枠ですが、ローブシンに強いポケモンが欲しいと思いました。理由としては、MASTERSの対戦を復習していたところ、ローブシンが相手にいたときの勝率がほぼ0だったからです←。それ以外の条件として、1.特殊アタッカーが欲しい 2.水(ヤドラン、ブルンゲル)、電気(サンダー、ロトム)に強い 3.格闘に強い、などの条件を考慮するとこの枠はラティオスに決まりました。実をいうとトリックがほしかったのですが、教えずに5世代に連れてきていたので諦めました←。

ここまではすんなり決まったのですが、6枠目が非常に悩みました。6枠目に求める条件は

1.格闘に強い
2.ナットレイキノガッサに後だしから大体勝てる
3.物理竜(カイリュー、ガブ)に強い。

でした。これが中々決まらず、結局決まったのは当日の朝6時でしたww。ウルガモスヒートロトム、サンダー、ヒードラン・・などと試行錯誤し、前日の夜には一応ウルガモスで潜ってみたのですが、納得がいかず結局グライオンを採用することにしました。
雨パに鋼枠を設けないことが個人的にとても不安だったのですが、案外機能してくれました。ただ予選リーグのトルンさんとの対戦で、トルネロスがガン刺さり(飛行技半減ポケがいない)という事態が起こったので、やはり鋼枠はあった方がいいなと思いました。

オフで回した感想としては、どうも雨より受けの選出が高かったように感じました。もっと雨選出を進んでしたかったので、受けループに甘える思想は変えたほうがいいかもです。

それでは個別解説に入りま〜す。

1.ニョロトノ 神秘の雫 ひかえめ
H252 B156 C52 D28 S20
ハイドロポンプ なみのり 冷凍ビーム 滅びの歌

被ダメ
(特殊)
C252控えめWロトムの眼鏡ボルチェン高乱数耐え(85.2〜100.5%)
C252臆病ボルトロス10万ボルト確定耐え
C100臆病帯ボルトロス10万ボルト高乱数耐え(85.2〜100.5%)

(物理)
A252陽気バシャのジュエル飛び膝確定耐え
A252意地っ張りバシャの珠飛び膝確定耐え
A252陽気鉢巻ガブ逆鱗確定耐え
A212未満振りの意地っ張りバンギの鉢巻エッジ一回+砂ダメ二回確定耐え
A252意地っ張りローブシン火炎玉ドレパン+マッハパンチ
中乱数耐え(59.3〜70%+31.9〜38%)

与ダメ
H4D4ローブシン雨ハイポンで確定1(100〜117.6%)
H252D4ローブシン低乱数1(85.3〜100.4%)
同条件サンダー確定2(71〜83.7%)
H252D36バンギラス砂嵐下でハイポン+波乗りで超高乱数2

新しく作ったニョロトノ、これは個人的に中々の自信作です。火力も耐久もいままでで一番ちょうよかった感じでした。
まず、今までの眼鏡トノで感じていた点は
1.ラティの眼鏡流星耐えは、どうせかみなりを撃たれるので必要ない気がする。
2.対バシャの性能を上げたい。
3.拘り固定されていると小回りが効かず動かしにくい。しかも眼鏡がばれるとキングドラが眼鏡でないことがバレて物理型が疑われる可能性が上がる。
でした。これらを考慮すると、まず持ち物が次のような選択肢になりました。
・水のジュエル
・神秘の雫
ゴツゴツメット
まずゴツメを考えたところ、これはカイリューマルスケ潰しや物理ポケの襷潰しという限られた役割であって、ニョロトノはある程度火力を上げて打点を増やすべきという持論に合いませんでした。
よってジュエルと雫と2択となりましたが、これは一長一短で中々決めづらかったです。結論としては、なんの道具を持っているかわからないという精神的プレッシャーを相手に与えることを目的にして、雫を選択しました。
そして、特殊耐久を若干落とし、火力と物理耐久をあげました。物理耐久はもともと意地っ張りバシャのジュエル飛び膝耐えくらいにしたかったのですが、それだと火力不足となり妥協しました。一応相手が意地っ張りだった場合には、2回加速してもグドラで抜かせるので対処できるかなと淡い期待もあったりします(陽気だと2回加速で抜かされる)。
技はもうこれで確定、この4つがニョロトノのベストだと考えています。ハイポンは交代読みなどリスクが少ないときに打ち、なみのりは対バシャなど当てなきゃいけないときに打ちます。またバンギラスと相対したときは波乗りをうって、相手は2耐えすると思って突っ張ってたときにハイポンをうって落とします。

そしてニョロトノの立ち回りとして重要なのが、スカーフだと思わせて行動すること。こうすることで、バシャが対面でつっぱって落とせると思って飛び膝をうってきて、耐えて波乗りで落すことができます、実際オフでありました。

2.キングドラ 光の粉 意地っ張り
H68 A172 B4 D28 S236
滝登り 逆鱗 龍の舞 身代わり

H16n-1調整
S最速ガッサ抜き
D身代わりがC4振りスイクンの冷凍ビーム高乱数耐え(21.3〜25.1%)
残りA

前回の残飯はやめて、相当地雷な持ち物にしました、まさかの粉。しかしこれはかなり気に入っています。もともと発想としては単純で、電磁波砂パのガブリアスの真似事をしてみようということでした。
前回の残飯グドラの頃も、相手に電磁波を当ててグドラの龍舞の起点にしようという発想でした。では粉と残飯とで起点にできる可能性を少し計算してみましょう。
*相手は電磁波で麻痺してるという仮定。
(1)残飯の場合
相手の行動可能性
残飯込みで身代わりは5回貼れるので
0.75^5=0.2373046
(2)粉の場合
相手の行動可能性
(0.75×0.9)^4=0.2075941

はい粉の方が起点にできる確率は高いですね。まあ実際このように理想的に起点にできることは中々ないんですけどw
また粉を持たせると滝登りでのまひるみがより一層強力になります。相手が麻痺してるとして、滝登りをうったときの相手の行動確率は

0.75×0.9×0.8=0.54

このように岩雪崩のまひるみとほぼ同じ確率になります、なかなかの鬼畜性ですね。

今回のタイトルを見てわかるとおり、この戦法を「電磁波雨」と呼びたいと思います。名づけてくださったwspkのヒデキさんに感謝してます。
起源主張したいですが他に考えてる人いそうだなあ・・
また、Dに少し振ることでC種族値90以下の水ポケモン(ぶっちゃけスイクンブルンゲル)のC4振り冷凍ビームを身代わりが高乱数で耐えてくれるので、うまく起点にできます。ただ最近はシャドボ眼鏡ブルンが増えているのであまり役にはたってないです、これは変えてもいいラインかもしれません。

3.ラッキー 進化の輝石 図太い
H252 B252 D4
地球なげ タマゴうみ 電磁波 ステルスロック

前のと同じなので割愛。

4.ローブシン オボンのみ 意地っ張り
H212 A76 B212 D4 S4
ドレインパンチ マッハパンチ ストーンエッジ ビルドアップ
鉢巻ガブ逆鱗受ける→オボン→ビルドアップ→受ける
超高乱数耐え
臆病C252眼鏡サンダー10万確定耐え
やんちゃC4パルシェン+2ハイポン確定耐え

HBに厚く振って、物理受けとしての役割を重視しました。流行りの火炎玉ではなくオボンでのビルドアップ型。またサブウェポンはしっぺ返しではなく、雨パがよびやすいサンダー、ボルトロスに刺さるエッジを採用。命中不安がありますが、これがベストだと思います。ただ、1積みエッジでヤドランを1/3も削れなかった時には涙を飲みました・・。

5.ラティオス 拘り眼鏡 臆病
H4 B4 C244 D4 S252
りゅうせいぐん サイコキネシス かみなり 波乗り 

CSぶっぱ、流星をうちこんで負担をかけます。他の技は、格闘、水にだすのでかみなりサイキネが確定。10万とたまに迷いますが雨パなのでやはりかみなりを採用。残りは受けループ対策にトリックを入れたかったのですが、残念ながら教えてなかったので不採用wwなので雨との相性や、カバドリュで止まらないように波乗りを採用しました。

6.グライオン 毒々玉 わんぱく
H212 A4 B124 D4 S164
炎のキバ 氷のキバ 身代わり 守る 
HP4n+1調整
S最速70族抜き抜き調整
被ダメ(物理)
いじっぱりA252カイリュー鉢巻げきりん確定1耐え(66.6〜78.5%)
いじっぱりA252バンギラス鉢巻エッジポイヒ回復2回込み高乱数2耐え(55.9〜66.1%)

前回のシングル厨で使ったグライを技を変えただけですww今回は役割重視で、両牙にしました。本当に明確な仮想敵を相手にする感じですね。

解説は以上です、対戦ログは決勝トナメだけ軽くのせておきます。

1回戦
VSユウキ
相手:ラティオス ウルガモス ブルンゲル (ヌオー ハッサム ユキノオー
自分:ラッキー ニョロトノ キングドラ (グライオン ラティオス ローブシン
BV:78-50402-98761
バトル奥義執筆者のユウキさんとの対戦ということでドキドキ・・。選出は、パーティを見てラキニョログドラが即決で決まりました。
初手ラティオスでトリックされることはまあ予想できていたので、とりあえずステロをまく。トリックを受けてからトノラッキーでとりあえず回していき、ラッキー死に出しでグドラを出す。ラティを倒していい感じだったらブルンがシャドボ持ちで超絶ピンチ・・自己再生で粘られて負け確かと思ったら奇跡の急所があたり勝つことができました。これは完璧に運だったので申し訳なかったです、ただ、それよりユウキさんのノートの計算を見た感動が今でも忘れられません。。

2回戦
VSヒデキ
相手:ヤドラン ラッキー パルシェン (ドクロッグ ヒードラン グライオン
自分:ローブシン ラティオス グライオン (ニョロトノ キングドラ ラッキー)
BV:79-75220-86404
仲良くしていただいているフォロワーさんのヒデキさんとの対決。この試合の前に構築の話をお互いに多量にしたばっかりという悲劇の身内戦ww
まず初手はこちらが不利で、苦戦するかと思いきや、途中でラティの流星群はヤドランにヒットしてよっしゃと思ったらまさかの襷ヤドラン・・電磁波を当てられてひっこめられる。その後ブシンでビルドアップを積んでエッジをヤドランにあてたらまさか耐えられる(襷で残った1+再生力での1/3しかないのに・・)
相当苦しい中で途中でパルシェンがでてきて絶望する、最後は勝ち筋がないと悟り降参。ドクロッグを警戒しすぎてパルシェンに弱すぎる選出をしたこちらの選出負けでしょう。

こんな感じでシングル厨は終了いたしました。欲を言えばもっと先へ進みたかったですが、喋りたかった人とも喋れてとても楽しいオフ会となりました!

今回はだいぶ長くなってしまいました、ここまで読んでいただいた方はありがとうございます!!!
ではではこのへんで、(・・)ノシ