第8回キツネの社mfで使用しようと思っていたギミックです。机上論はしっかり考えたつもりだったのですが、実践ではまったく機能せず採用を見送りました。
ニョロトノ | ハイドロポンプ | 冷凍ビーム | アンコール | 滅びの歌 | 脱出ボタン | 雨降らし |
キングドラ | 滝登り | 逆鱗 | 龍の舞 | 身代わり | ラムのみ | すいすい |
ウルガモス | オーバーヒート | 虫のさざめき | めざめるパワー氷 | とんぼがえり | 拘りスカーフ | 炎の体 |
この3体の構成にいたった経緯を説明します。
まずこのギミックは脱出ニョロトノを使おうと思い組み始めました。
一般的に脱出雨の基本選出といえば以下がテンプレとなります。
脱出トノ+雨エース(グドラ、ルンパ、トルネetc..)+補完(マンムー、ランドetc..)
まず雨エースはいつも扱っているキングドラにしました、実際雨下で一番スペックが高いのはこいつだと思います。
次にグドラの型を考えたところ、これもいつも扱っている物理型にしました。脱出特殊は基本スペックが高いですが、天候の依存度が高く柔軟性に欠けます。物理だと火力を落とす代わりに天候に依存しなかったり、龍舞やみがわりによって立ち回りの択に広がりが生まれます。
過去に脱出特殊を使った時にこのような点が不都合に感じ、脱出雨でも物理型を使おうと決めました。
ここまで決まってるのが
脱出トノ+物理グドラ+補完
です、次に補完のポケモンを考えていきます。
脱出雨の補完のポケモンは①マンムードリュウズなどのステロ要因②ランドボルト等のとんぼ要因、の二択になると思います。これは選択だと思いますが、ただ①系統のポケモンは総じてキノガッサに弱いという共通点があることと、脱出特殊を使ってみてとんぼと脱出の相性のよさに感心したことから②のパターンを選択しました(一応ステロがまけてキノガッサに比較的優位にたてるポケモンはガブリアス、グライオン、FCランド、UMAであるが、保管性を考えたときに没となった)。
次にとんぼ要因ですが、まず選出時に警戒されることを避けるためランドロスは択から外しました。それにグドラが物理であることから役割が被るので特殊にすべきという理由もあります。
そこでまず候補に挙がったのはFCボルトロスでした。脱出物理グドラを調べるにあたってねっちーさんの記事(http://d.hatena.ne.jp/nechirer/20121008/1349708410)を大きく参考にしていたからです。しかしボルトトノグドラの並びはラティオスが大きく一貫し、初手ボルトラティ対面で後ろに珠ハッサムが控えてる場合などが危険だと判断しこの案は見送りました。
次にスカーフサザンドラやUMAも考えましたが、前者は初手スカガブ対面で厳しくなり後者もラティオスがまた重くなります。色々試行錯誤していく中で、最終的に行き着いたのはスカーフウルガモスでした。
スカーフウルガモスの利点として
・タイプ一致でとんぼがうてる
・雨にでてきやすいバンギラティノオーナット等に技が一貫する
・高いCSで上からめざ氷を打てるのでガブカイリューに強い。
・ランドと違い先制技をほとんど半減できる(アクジェ除)
・オーバーヒートという高い打点を持つ。
等が挙げられます。
また初手ウルガ対面は相手は起点になるのを恐れて素直に殴ってくることがほとんどです、なのでとんぼからの脱出という流れが素直に発生しやすいです。
また雨と炎ポケモンはアンチシナジーだと思われがちですが、オーバーヒートで雨状態でもハッサムとナットレイを確定にできることや、そもそもメインウェポンはさざめきであることから問題はないと判断しました。
また、ウルガモスが水技を強く誘うので打たれたトノで水技を受けてグドラで起点にするという動きもできます。
以上の理由からウルガトノグドラを基本選出として構築を考えようとしました。
しかし実際は
①電気がおおきく一貫する
②ステロをまかれた時点でだいぶ厳しい
③ウルガが拘ったせいで対ハッサムが非常に厳しい
などの問題が大きく実践で影響し、勝率は非常に残念なものでした。
という事情からこの構築は没案となり、社前日での突貫工事の構築で出場することになりました(前記事参照)。
個別の配分は次のようになります。
1.ニョロトノ 控えめ 脱出ボタン
ハイドロポンプ 冷凍ビーム アンコール 滅びの歌
H197(252) B112(132) C127(44) D130(76) S91(4)
182ラティオスの眼鏡流星群確定耐え
186カイリューの鉢巻逆鱗最高乱数以外耐え
過去の記事で提案したいといっていたハイポン入りの脱出トノ、しかも控えめというかなり珍しい型となってます。
今回は見送りましたがこのトノには可能性を感じてるのでいつかこのトノを使った構築をちゃんと作りたいです。
2.キングドラ 意地っ張り ラムのみ
滝登り 逆鱗 身代わり 龍の舞
H151(4) A161(252) B115 D115 S137(252)
ASぶっぱ、いつもの
3.ウルガモス 臆病 拘りスカーフ
オーバーヒート 虫のさざめき めざめるパワー氷 とんぼがえり
H167(52) B89(28) C185(236) D125 S158(192)
182マンムーの地震+礫確定耐え
ステロダメ+A200ハッサムの珠電光石火確定耐え
最速霊獣ランドロス抜き
残りC
182ラティの珠めざ炎耐えナットレイを雨下のオーバーヒートで確定
無振りガブリアスをめざ氷で確定
下3つはほぼ確定で、炎枠は削り重視でオーバーヒートを選択しました。
また、一応この3体を基本選出として構築をつくる場合はこの3体が厳しい相手を埋めていくように裏を決めていけばいいと思います。
まずウルガトノグドラできついものは以下のとおりです
・トリックルーム戦法(クレセローブ、ポリ2ローブ)
・壁戦法(ライコウローブ、アグノムサクラ、ラティ+α)
・ギャラドス入り
・雨ミラー(眼鏡グドラなら水技を起点にグドラで舞えるが珠だった場合たいあり)
・純正受けループ(ラキムドー+α)
・レパルガッサ、レパルドーブル
またこれら以外にステロをまいてくる相手を注意する必要があります。
現環境でステルスロックをまいてくる可能性があるポケモンは以下のとおりです。
カバルドン、ナットレイ、ラッキー、エアームド、マンムー、ドリュウズ
バンギラス、ガブリアス、テラキオン、UMA、etc..
以上のことから6匹くみたてるなら
このようになるのでしょうか、化身ボルトで壊滅しそうですね←
長くなりましたがここらへんで終わります。
ではでは。>ω<。