カバラティクチート(シングル)

先日の九尾杯で使用した構築です、結果は3−3でリタイアでした。シングル厨で使用しようと考えていましたが、思いの他勝てなかったので公開。

では解説に入っていきます。



カバルドン 噛み砕く あくび ステルスロック 吹き飛ばし オボンのみ 慎重 砂起こし
ラティオス 流星群 竜の波動 10万ボルト トリック 拘り眼鏡 臆病 浮遊
クチート じゃれつく 不意打ち 炎の牙 剣の舞 クチートナイト 意地っ張り 威嚇→力持ち
ギャラドス 滝登り 氷の牙 地震 竜の舞 ギャラドスナイト 陽気 威嚇→型破り
ファイアロー ブレイブバード 挑発 羽休め 剣の舞 青空プレート 意地っ張り 疾風の翼
キノガッサ キノコのほうし マッハパンチ 種マシンガン 岩石封じ 気合の襷 陽気 テクニシャン

以下の記事を参考にさせていただきました、ありがとうございます!
→「カバクチ」:http://rudxwa19.hatenablog.com/entry/2014/03/26/171035

眼鏡ラティオスを使いたいと思い構築を組み始めました。第6世代は不意打ちを許さない壁ラティオスの方が一般的(そもそもラティオス自体少ない)ですが、特殊決定力のマーク薄い6世代で眼鏡ラティオスが弱いわけないと思ったのがきっかけです。ガブリアスを上から縛れるのも大きなポイントです。

そしてラティオスと強い並びを作れる枠として鋼タイプを採用したいと感じ、今回メガクチートを採用しました。
メガハッサムではなくメガクチートの採用理由として

ラティオスを起点にしてくるメガハッサムを後出しから勝てる
・メガハッサムや珠ハッサムバレットパンチより高い指数の先制技を打てる
・一貫性の高いフェアリー技をタイプ一致で打てる

が挙げられます。

そして眼鏡ラティオス剣舞クチートの全抜きをサポートできるステロ要因であり、起点作りも行えてガルーラに弱くないポケモンとしてカバルドンを採用、カバラティクチートの3体を基本選出として裏を考えて行きました。

この3体がきついポケモンとして

ゲンガー、ヒードランゲッコウガギルガルドキノガッサフシギバナ

等が挙げられます。特にカバルドン入りの構築はゲッコウガのケアを明確にしておかなければなりません。
あと低速で固まっているので高速ATもしくはS操作積みエースを採用したいと思いました。

そこで次にメガギャラドスを採用、ゴーストの一貫を切れてゲンガーやギルガルドヒードラン等に圧力をかけれるのが非常に優秀です。舞えればガッサやバナにもある程度圧力をかけれます(対面勝てるわけではない)。

次に、ゲッコウガ入りに対して初手出しできるポケモンとして襷ガッサを採用、ゲッコウガ以外にもカバルドンの苦手な水全般に強いのが優秀です。

最後に、まだゲンガーやゲッコウガフシギバナが重いことやギャラドスと強い並びを作れるポケモンが欲しいことからファイアローを補完として採用しました。

以下個別解説です。

1.カバルドン オボンのみ 慎重
噛み砕く あくび 吹き飛ばし ステルスロック
H215(252) A132 B139(4) D136(252) S67
HDぶっぱ

採用理由からゴツメ怠ける型でなく起点作成型、2ウェポンにしているものも見ますが3つのどれも欠かせないと考えています。そしてウェポンは地震でなくゲンガーを強く意識して噛み砕くを採用しました。これにより浮いてる挑発持ちで詰まなくなります。

2.ラティオス 拘り眼鏡 臆病
流星群 竜の波動 10万ボルト トリック
H155 B101(4) C182(252) D130 S178(252)
CSぶっぱ

構築の軸、技の威力低下を考えてこれ以上Cを削れないと思いCSぶっぱ。技は最大火力の流星群、連打するために竜の波動(ガブをワンキルするためや、クレセリア等にも一貫させたいのでキネシスは除外)は確定で、次にサブウェポンを鋼とフェアリーに通りやすい10万ボルトを選択しました。そして最後にクチートの展開補助を行うためにトリックを採用、メガ進化の登場でトリックは刺さりにくいと考えていましたが、ラティオスに後だししてくるメガポケモンハッサムサーナイトくらいなのでそれらにさえ気をつけておけばよく、意外と刺さった印象を受けました。

しかしラティオス自体の弱体化は回せば回すほど実感でき、お世辞にも強いとは言えなかったです。。

3.クチート クチートナイト 意地っ張り
じゃれつく 不意打ち 炎の牙 剣の舞
N時:H157(252) A150(252) B106(4) D75 S70
M時:H157(252) A172(252) B146(4) D115 S70
HAぶっぱ

メガポケモンの中でも最強の火力を誇る。参考として力持ち不意打ちの指数は

27520(>200ハッサムの鉢巻バレット=18000)

火力面に関していえば全く問題はなかったが、低速さと不意打ちという技の特性上択だらけの立ち回りを要求され、全抜きは難しかった印象を受けた。しかしこのポケモンはもっと考察の余地がありそうに思う。
剣舞クレセリアやポリゴン2を起点にできるのがとても優秀だった。

4.キノガッサ 気合の襷 陽気
種マシンガン マッハパンチ 岩石封じ キノコの胞子
H135 A182(252) B101(4) D80 S134(252)
ASぶっぱ
[-1]最速メガゲンガー抜き

岩石封じの強化で5世代以上の対面性能を手に入れた襷ガッサ、ゲッコウガ入りなどカバを出しにくいときに初手におく。ラム持ちが環境に少ないことや草タイプの需要がそこまでないことから、胞子の害悪性能は健在だった。
ギルガルドに有効打がないのが辛いがどれも切る技がない。

5.ギャラドス ギャラドスナイト 陽気
滝登り 氷の牙 地震 竜の舞
N時:H171(4) A177(252) B99 D120 S146(252)
M時:H171(4) A207(252) B129 D150 S146(252)
ASぶっぱ

Gタイプ、特にゲンガーへの圧力として採用、カバルドンからの展開としても相性がいい。技は挑発を入れていたが相手のキノガッサが重かったので素直に氷の牙を入れた。
メガギャラドスは主軸というよりは補完としてとても優秀なポケモンに感じる。

6.ファイアロー 青空プレート 意地っ張り
ブレイブバード 剣の舞 挑発 羽休め
H179(204) A146(252) B91 D84 S153(52)
準速ガルーラ抜き
Aぶっぱ
残りH

ギャラドスクチートとの相性がよくゲンガーに強いことから補完として採用。受けループにも弱くはない。最初はこの枠はギルガルドだったがクチートとのタイプ被りを嫌ってアローにした、しかしギャラアローという並びだとガブが一貫してしまうのでガルドのままでよかったかもしれない。

あとドランを起点に出来るはずだが最近は当たり前のように岩技を持っているので期待はできない。

●選出パターン
カバorガッサ+ラティクチートorギャラアローorクチートアロー

基本はカバ初手、ゲッコウガ入りにはガッサを、ガッサ入りにはラティを初手にすることが多い。
ゲンガー入りにはクチートは出したくないのでギャラを選出する。

●雑感
カバルドンクチートが低速であることから上から常に負担をかけられて過労することが多く、あとその低速さから基本選出が環境トップに君臨するゲンガーに出せないのを少し疑問に感じた。そして何より眼鏡ラティオスの5世代からの弱体化をひしひしと実感することとなった、メガバシャーモの叩き落とすでワンキルされたときにはそっとDSを閉じた。クチートも不意打ちが常に択となっているので全抜き性能は想像よりもずっと低かった。
基本選出よりもガッサギャラドスのようなスタン的な選出の方が協力に感じた、そちらの線で構築を考え直した方がいい気がしてならない。とりあえずラティオスを抜いて元記事のように霊獣ボルトを入れた方が強いだろう。


解説は以上です。


来週のシングル厨とキツネの社mfは全力で頑張ります。

では今回はこのへんで・。・ノシ