シーズン5のスペシャルレート(持ち物なしシングル66)で使用した構築です。
結果は最高1919(10位),最終1828(45位)でした。一度でも1ページ目に入ることが出来てとても満足です。
それでは解説に入っていきます。
ニョロトノ | ハイドロポンプ | 熱湯 | 眠る | 寝言 | 控えめ | 雨降らし |
キングドラ | 滝登り | 逆鱗 | 身代わり | 竜の舞 | 意地っ張り | すいすい |
ラティオス | 流星群 | サイコショック | 草結び | 瞑想 | 臆病 | 浮遊 |
ジバコイル | ボルトチェンジ | ラスターカノン | めざめるパワー炎 | 電磁波 | 控えめ | 磁力 |
バンギラス | ストーンエッジ | 追い討ち | ステルスロック | 吠える | 意地っ張り | 砂起こし |
キノガッサ | キノコの胞子 | 種マシンガン | マッハパンチ | 威張る | 意地っ張り | テクニシャン |
シングル66は普段のシングルよりもSの高さが重要視されると考えました。しかも今回は持ち物なしという特殊ルールなのでスカーフが存在せず純粋な種族値としてのSの高さが求められます。
そこでニョログドラが強いのではと考えました、また持ち物なしということから自身で決定力を上げることができる竜舞キングドラを使用しようと考え構築を組みました。
またこのレートでは零度スイクン、ハピナス、ゴチルゼル等の受けよりの構築が流行ってるということなのでそれらにこのキングドラが刺さるとも考えました。
次にキングドラにとって一番障害になるであろうナットレイの処理のために磁力めざ炎ジバコイルを採用。
地面の一貫を消せて受けループに強い特殊エースとなる瞑想ラティオスを採用。
特殊が多くバンギラス、ハピナスが辛いので、それらに強くてかつゲッコウガを上から縛れるキノガッサを採用。
最後にステロ要因として、相手のラティオス、ファイアローが辛いことからバンギラスを採用しました。
コンセプトとしてはバンギ、ジバコで苦手な相手をキャッチして処理してからラティやグドラで抜いていくといった単純な形です。
受け嗜好の強いスペシャルルールで攻め主体の構築を組めたのでとても満足です。
以下個別解説。
1.ニョロトノ 控えめ
ハイドロポンプ 熱湯 眠る 寝言
H197(252) B95 C156(252) D121(4) S90
HCぶっぱ
雨乞い要因ということで場もちをよくしたいということや、TODがしやすくなるようにねむねご型。
はじめは図太いで使っていましたが、耐久に努力値を割いたところで数値の低さからほとんど変わらないと感じて控えめに変更。
技構成は最高打点のポンプと軸のねむねごは確定で、最後は波乗りと迷いましたが66では試行回数が多く追加効果持ちが強いと考え熱湯を採用しました。
基本は熱湯を打ちながら、相手があと1発熱湯を耐えるだろうと油断したところにポンプを打ち込んだりします。
脱出ボタンを持っていないので、基本的な動きとしてはトノがある程度仕事をして体力が削れた状態にしてから後ろに引き、グドラを出したいときにトノをクッションにして死に出しでキングドラを無償降臨させます。
2.キングドラ 意地っ張り
滝登り 逆鱗 身代わり 竜の舞
H151(4) A161(252) B115 D115 S137(252)
ASぶっぱ
5世代からずっと愛用していた物理キングドラ、耐久水などを起点に舞って全抜きします。時には非雨下でゲッコウガ等に繰り出して起点に積むこともありました。
6世代では全然みないせいか物理グドラの身代わりを警戒する人が少なく、グドラ対面で鬼火や電磁波を頻繁に打たれました。
アロー対策で耐久に振りたいですが、非雨下でガッサを抜きたいので準速。
基本は最後まで温存してから終盤に全抜きを狙います、フェアリーのKPがとても少ないルールだったので逆鱗の通りが非常によかったです。
3.ラティオス 臆病
流星群 サイコショック 草結び 瞑想
H155 B101(4) C182(252) D130 S178(252)
CSぶっぱ
ステロ+草結び×2で207-121バンギラス確定
[+1]草結びが207-121バンギに136〜
抜きエース2
バンギハピヌオーバレルのような並びを見れる技構成にしました。また瞑想を持つことでゴチルゼルとの打ち合いでかなり有利になることができます。
鋼に打点を持ってない構成となってますが、ナットレイやハッサムはジバコでキャッチして処理すればいいと考え妥協しました。
しかし波乗りや10万ボルトのほうが欲しい場面が多く、この枠は要検討だと感じました。
キノガッサやガブリアスを上から縛れる数少ないポケモンなのでこれらと上手く対面するよう立ち回ります。またガルド入りの構築には起点になってしまうのでガルドを処理してから場に出すようにします。
4.ジバコイル 控えめ
ボルトチェンジ ラスターカノン めざめるパワー炎 電磁波
H175(236) B135 C193(204) D110 S89(68)
S20振りハッサム抜き
H16n-1
残りC
ナットレイやエアームドに後だししてキャッチして処理する枠。しかしハッサムは警戒してとんぼ返りを高確率で打ってくるので、後だしではなく死に出しなどで対面させるのがベターです。
技は上3つがテンプレで、最後の枠はワンチャンを狙ったりするために電磁波を入れました。10万ボルトが欲しいと思ったことはそれほどなく、また電磁波+ボルチェンの流れがとても強かったのでこれは正解だと感じました。
ガブリアスジバコイル対面では竜技を打たれることも多かったので安易にラティに引かず、あえてラスカで突っ張った方が安定した気がしました。
構築の中で唯一のフェアリー受けなので、ニンフィアなどがいた場合はHP管理を慎重にします。
5.バンギラス 意地っ張り
ストーンエッジ 追い討ち ステルスロック 吠える
H207(252) A204(252) B130 D121(4) S81
HAぶっぱ
キャッチ要因2、飛行タイプや特殊ポケモンに後だしして追い討ちで倒したり削ったりします。
技は最高打点のエッジは確定で、役割上ステロと追い討ちは確定、ラストは回避に対して回答が無かったので吠えるを採用しました。
ハピやアローやゴチルに後だしして追い討ちで削り、ステロを撒いて完全に機能停止させます。ハピを追い討ちで削ってトノやラティの一貫を作る動きがとても強かったです。
ストーンエッジの火力で拾える勝ち筋>ストーンエッジを外す負け筋
6.キノガッサ 意地っ張り
キノコの胞子 種マシンガン マッハパンチ 威張る
H159(188) A190(172) B101(4) D81(4) S108(140)
4振りロトム抜き
H16n-1
残りA
ステロ+182ガッサのテクニマッパ2耐え
ステロ+172バシャーモのとび膝蹴り耐え
ステロ+182ガブリアスの逆鱗耐え
襷を持てないことや、水タイプ等に後だしすることを考えて耐久に振りました。ここまで耐久に割くとガブリアスやテラキオンなどの重火力に突っ張ることができたり利点が多かったです。
HPが1でも残っていればマッハパンチでゲッコウガを縛れるのでゲッコウガ入りには最後まで温存します。またゲッコウガが別タイプになってしまいマッパで縛れなくならないよう注意。
またメインの3つの技は確定として、ラストの枠は岩技をいれたところでガッサに後出ししてくるポケモンはナットレイ、モロバレル、エルフーン、フシギバナなどの草タイプなので意味がないように感じました(バルジーナもそうだがエッジで確定2がとれない)。そこでこれらのポケモンに一番仕事ができる技を探したところ威張るに行き着きました。
●弱点
バシャーモが死ぬほど重いです、次点でキノガッサと剣舞ガルドが辛い。あと毒びし回収ができないのでまかれたら交代をなるべくしないようにしないといけません。
ガブリアスも重いように見えますが、ガッサやトノが対面でそれなりに戦えるのでジバコと対面させないように動けばとくに辛くはなかったです。
また対受け系統の構築を意識して組んであるので、シーズン末には攻め系統の構築が急増してとても立ち回りにくくなりました。
●雑感
4世代を嗜んだことがなかった自分にとって66をがっつりやるのはとても新鮮で楽しかったです。
66はサイクル戦の印象が強かったのですが、どちらかというと役割を終えたポケモンはさっさと切って、後続のエースに任せるといった対面的な動きの方が印象的でした(自分が攻め重視の構築を使っていただけかもしれませんが・・)。
立ち回りの中で何が何に役割を持ってるか、どれを切っていいかを考えるのが重要だと感じました。逆に中途半端にどれも残して切れないでいると最後に相手の高速ATに一貫を取られてしまうことになります。
またTODがとても頻発するルールと聞いていましたが、構築の性質上TODが試合の結果に左右したことは3,4試合ほどしかなかったです(開始してすぐTODを狙ってくる人はかなり辛かったが)。
解説は以上になります。
社mfも近いのでそろそろシングル勢に戻ります。
では今回はこのへんで・。・ノシ