第13回キツネの社mfオフで使用した構築です。結果は5−4といまいちな成績でしたが、ORAS初オフで使用した構築ということで記念に更新。
レートは67−33で最高1900弱とかでした。
以下解説。
化身ボルトロス | ボルトチェンジ | めざめるパワー氷 | 電磁波 | 挑発 | オボンのみ | 図太い | 悪戯心 |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | ストーンエッジ | 剣の舞 | 命の珠 | 陽気 | 鮫肌 |
クチート | じゃれつく | 叩き落とす | 不意打ち | 剣の舞 | クチートナイト | 意地っ張り | 威嚇→力持ち |
ヤミラミ | バークアウト | 瞑想 | 鬼火 | 自己再生 | ヤミラミナイト | 控えめ | 悪戯心→マジックミラー |
キノガッサ | 種マシンガン | マッハパンチ | 岩石封じ | はっけい | 気合の襷 | 意地っ張り | テクニシャン |
スイクン | 熱湯 | 冷凍ビーム | リフレクター | ミラーコート | ゴツゴツメット | 図太い | プレッシャー |
ORAS初オフということで、新メガ進化ポケモンを使いたいというところから始めました。そこで今回は個人的に興味をそそられたポケモンであるメガヤミラミから考えていくことにしました。
しかしメガヤミラミの性能を考えるにあたって、
・遂行速度が遅いので急所に当たりやすい
・鬼火に依存するので外し負けの可能性が高い
・選出段階で出せない相手が多い
などの理由から主軸に添えるには安定しないポケモンだと感じました(参考:”http://rudxwa19.hatenablog.com/entry/2014/11/30/091024”)。
そこで主軸に別のメガ進化をおいて、それらの苦手な範囲を補完するための採用で考えていきました。
そして今回、主軸のメガ進化はメガクチートとしました。理由として
・ヤミラミの苦手なフェアリーに対面で勝てる(後出しは辛い)
・クチートの苦手なカバグライバナ等にヤミラミが強い
・新メガ進化ポケモン全体にクチートが刺さる
等が挙げられます。
クチートを採用するにあたって次に思考停止で化身ボルトロスを採用。またギルガルドのKPなどからクレセリアは採用しない方向としました。
次にボルトクチート@1で出せるポケモンとして求められるのが電気、炎耐性であることからガブリアスを採用。チョッキ霊獣ランドロスと迷いましたが対サンダー、バナ、ロトム等が辛かったことから没としました。
次に相手のリザードン、キノガッサ、スイクン、バシャーモ、ゲッコウガ等の広範囲をごまかせるポケモンとしてキノガッサを採用(キノガッサをキノガッサで見るということに違和感を感じますがそこは後述します)。
最後にここまでで辛いガブ、ランド、バシャ、アロー対策として補完にスイクンを採用しました。
以下個別解説(全て理想個体と仮定したときの配分です)。
1.化身ボルトロス オボンのみ 図太い
ボルトチェンジ めざめるパワー氷 電磁波 挑発
H184(236) B132(236) C145 D105(36) S131
A182岩石封じ2耐え
A200鉢巻逆鱗耐え
A182逆鱗オボン込み高乱数2耐え
今となってはテンプレの図太いボルト、メガマンダの存在からORASでは高火力飛行技の受け先が必要なので臆病より図太い派です。
挑発と10万ボルトは選択ですが、今回は瞑想メガヤドランの起点回避のために挑発を採用しました。しかしオフレートともどもメガヤドランの数が少なかったのでこれは改良の余地があります。
2.ガブリアス 命の珠 陽気
逆鱗 地震 ストーンエッジ 剣の舞
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
ASぶっぱ
XY終盤から拘っているガブの評価があまり高くないので剣舞型を採用(もう一つ理由があるが、これはヤミラミの項で説明)。
また持ち物は襷がガッサにとられていることからラム、ヤチェなどが候補ですが、選出率がかなり高いことが予想されたことから前向きな持ち物の方がいいと感じたので命の珠を採用。ギルガルドのKPが高かったこともあり刺さると思ったことも理由です。
技は珠ガブのテンプレの4つ、しいていうならエッジの枠が自由枠ですがボルトクチートの並びがサンダーに弱かったのでエッジ以外なかったです。
相手の型や乱数次第ですが、地震でメガサーナイトを、[+2]地震でナットレイを落とせたりと火力上昇の恩恵は大きかったです。
3.クチート クチートナイト 意地っ張り
じゃれつく 叩き落とす 不意打ち 剣の舞
H157(252) A172(252) B145 D116(4) S70
HAぶっぱ
普通なら炎の牙が入ってる枠を剣の舞としました。炎の牙の仮想敵はハッサム、ナットレイ、ミラー、クレッフィとかなり絞られているので、それよりは舞不意打ちで高速アタッカーを縛れる方が汎用性が高いと感じて変更しました。
実際に使ってみてウルガモスなどを縛れたり、火傷状態を舞でごまかせたりとこちらの方が使いやすかったです。
4.ヤミラミ ヤミラミナイト 控えめ
バークアウト 瞑想 鬼火 自己再生
H157(252) B153(60) C143(196) D115 S40
116グライオンの地震確定3耐え
201-132メガヤドランをバークアウトで確定3
技構成は比較的テンプレのものを採用、グライオンに強くしたかったので悪の波動ではなくバークアウト。しかし回していてバークアウトの火力が本当にしょっぱく、再生連打などでPPが枯れそうになったこともあったのがネックでした。
そこで思い切って控えめにしてHC基調にしました。これによりメガヤドランの素眠りを許さず、Dに振っているグライオンやポリゴン2などにもかなり安心して立ち回れます。
これによって物理耐久が不安になりますが、もともと高火力物理ポケモン(マンダ、ガブ)がいる場合には出さないと決めていたことや、ヤミラミの耐久を補うためにスイクンにリフレクターを採用していることからよしとしました。
しかし、はっきりいってヤミラミは積んで全抜きを狙う程のスペックを持ったポケモンではありません、途中で事故って倒されることがほとんどだといえるでしょう。その性質を補うため、後ろにヤミラミのバクアor鬼火を利用して展開するポケモンをおいておくことを考えました。今回の場合はガブリアスがそれに当たります。ヤミラミが途中で急所等で倒れてしまっても、相手はバクアや鬼火で能力値が下がってる状態なので、後続のガブリアスが積みやすい状況ができているという形です。
またヤミラミをメガ進化せずに、後ろにクチートをおいて同様のことをすることもできますが、ヤミラミクチートという低速低数値の並びを選出してしまうのが強いと思えず結局一回もしなかったです。
5.キノガッサ 気合の襷 意地っ張り
はっけい 種マシンガン マッハパンチ 岩石封じ
H143(60) A182(124) B109(68) D81(4) D122(252)
193テクニマッパ最高乱数×2以外耐え
H16n-1
135-107ガッサをはっけい+マッパで確定2
182ガブリアスの鉢巻ダブルチョップ確定耐え
今回の地雷枠。オフ環境に多い135-193-107テクニガッサ対面で確実に勝てるキノガッサ。またガッサスイクンの並びが最近増加傾向にあるナットレイを呼ぶことから、マッハパンチ以上の格闘技がほしかったことも理由です。
さらに、後出しされる寝言持ち高速アタッカーを麻痺らせることによって裏のクチートが先制できるようになります(運ゲではあるが)。
熱湯がかなり評価される環境ではっけいが評価されないのはおかしいと思って使ってみましたが、なかなか強かった印象を受けました。そもそもキノガッサに出されるポケモンが草タイプ、ラム持ち、ガッサより速いアタッカーのどれかなので、胞子は腐ることが多いです。それなら確実性のある攻撃技(しかも強力な追加効果つき)を採用した方がいいと思いました。
6.スイクン ゴツゴツメット 図太い
熱湯 冷凍ビ−ム リフレクター ミラーコート
H207(252) B183(252) C110 D136(4) S105
HBぶっぱ
ガルーラ、アロー、バシャ、ガブ、ランドなど物理方面を広くごまかせる。
技は熱湯は確定で、マンダガブランド等意識で冷凍ビームを採用。凍える風によってクチートとのシナジーを生もうともしたが、Sを1段階下げたところでクチートで抜ける相手はたかがしれていたので素直に冷ビにしました。
次に裏の積み要因(クチートガブヤミラミ)を補助するためのリフレクターを採用。これによって種族値の低い2匹のメガ進化の数値を底上げすることができます。また最近はガルーラがスイクンにグロウパンチから入ってくることが多いので、それに合わせてリフレクターを打つことでかなりのアドを取ることができます。
最後の技は直前まで吠えるを入れていたのですが、ボルトサンダー等の電気がどうしても辛かったのでミラーコートを採用しました。この技は補助技から入られたら簡単にすかされてしまうのであまり好きではないですが、今回は仕方なしにいれました。
余談ですが自分は瞑想型よりゴツメ型のが使い方が解り易くて好みです。零度がなくなったことでゴツメ型は使いづらくなったという人もいますが、逆に今まで入れづらかった技を入れるスペースができたので使いやすくなったと思います。ただ相手の耐久系のポケモンに対する解答はしっかり用意しておく必要があります。
個別解説は以上です。
●選出パターン
メガ+クッション(ボルトスイクン)+補完(ガッサガブ)
多かったパターンは
・クチートorヤミラミ+ボルトガブorガッサスイクン
です
メガが出しにくいとき(バシャ、ドランなど相手)は
などもします
●弱点
ガブより速い高速電気が辛いです。
ボルトロスやライコウ、特にガッサ対面でボルトチェンジしてくる型は本当につらい、ライボルトはKPが低いし受けよりの面子と組んでることが多いのでヤミラミ選出で頑張ります。
後はヒードランやバシャーモのような炎もめんどくさいです、ウルガモスはクチートの[+2]不意打ちで縛れるのでそこまで辛くなかったです。
またサナニンフィア等相手にはクチート初手を強要されるのも弱点です。
●雑感
メガヤミラミをどうしても使いたいという思いからこの構築を組みましたが、メガヤミラミの性能が本当に怪しかったというのが本音です。
メガヤミラミの穴を残り5体で埋めようとして結局中途半端になってしまったという印象でした。
5世代では何かのポケモンを見せポケにして残り4,5体で戦うということが可能でしたが、6世代は6体すべてで戦わないと強くないことが多いので、今回はそれが如実に現れてしまったと言えるでしょう。
解説は以上です。
ORASで幸先のいいスタートを切れなかったのが残念ですが、前向きに次のシングル厨に向けて頑張っていこうと思います。
では今回はこのへんで・。・