真皇杯ラストチャレンジで使用した構築です。5-4で予選落ちという相変わらずぱっとしない結果ですが新規性のある要素をいくつか含むので公開。
以下解説。
ボルトロス | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 気合玉 | 電磁波 | オボンのみ | 控えめ | 悪戯心 |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | ストーンエッジ | 炎の牙 | 拘りスカーフ | 意地っ張り | 鮫肌 |
ガルーラ | 猫だまし | 捨て身タックル | 冷凍パンチ | 噛みつく | ガルーラナイト | 意地っ張り | 肝っ玉→親子愛 |
ゲンガー | シャドーボール | 身代わり | 道連れ | 滅びの歌 | ゲンガナイト | 臆病 | 浮遊→影踏み |
ギルガルド | シャドーボール | 身代わり | キングシールド | 毒毒 | 残飯 | 控えめ | バトルスイッチ |
スイクン | 熱湯 | 冷凍ビーム | リフレクター | 毒毒 | ゴツゴツメット | 図太い | プレッシャー |
今回意識したのは、「強いポケモンだけで6匹固めること」です。できるだけ腐らず、対応範囲の広いポケモンだけで構成することを考えました。その結果ラストチャレンジでKP1位を獲得できましたw。
採用順としてはまずポケモン界最強のガルーラ、次に中速のガルーラを生かす化身ボルトロス、ガルーラが苦手な高速アタッカーを狩れるスカーフガブリアスが入りました。ボルトロスがオボンで後出し性能があるのでメガ+クッション+抜き要因という構成になります。
次にこれらの面子が対応できない受けループ系の構築、ピクシーやオニゴーリ等の特殊ギミックへの対抗策として滅びゲンガー、猫捨て身ガルーラを選出したときに物理受けを起点に崩せる毒ギルガルド、最後に補完としてスイクン、ウルガモス、ローブシン、ファイアロー、クレセリア等の選択肢が挙がりましたが、種族値や環境への適応度を考えてゴツメスイクンを採用しました。
以上により6匹が確定、以下個別解説(全て理想個体と仮定して解説)。
1.ボルトロス化身 オボンのみ 控えめ
10万ボルト めざめるパワー氷 気合玉 電磁波
H184(236) B111(164) C174(108) D100 S131
182ガブリアスの岩石封じ2耐え
233メガバシャのフレドラ耐え
オボン込み194メガガルーラの捨身耐え
222珠ギルガルドのシャドークロー 102〜121
サイクル性能と火力を両立した控えめオボンボルトロス。図太いオボンだと単体性能が低いことが気になったことから耐久を最低限にして火力を引き上げた。
電磁波を撒いた後に殴り合いに参加できるこのボルトロスは非常に使い勝手がよく気に入っている。対面で勝てる相手が増えるというよりは削り性能が高く後続の圏内に入れやすいというイメージ。
10万ボルト、めざ氷、電磁波は確定として、構築が重いナットレイやガルーラ相手にワンチャンを狙うために気合玉を搭載した。
2.ガブリアス 拘りスカーフ 意地っ張り
逆鱗 地震 ストーンエッジ 炎の牙
H183 A200(252) B116(4) D105 S154(252)
ASぶっぱ
テンプレのスカーフガブリアス。逆鱗と地震は確定で、ボルトロスに強くするためにストーンエッジ、最後は構築全体でナットレイが重いので炎の牙を採用。
最近流行している対面系の構築には非常に刺さりました。しかしクレセリア等を含んだサイクル構築やフェアリーを含んだ構築に出しづらかったので、選出率は多くはなかったです。
メタられやすいポケモンなのでそろそろ寿命かも。
3.ガルーラ ナイト 意地っ張り
猫だまし 捨身タックル 冷凍パンチ 噛みつく
H181(4) A194(252) B120 D120 S152(252)
ASぶっぱ
227-189クレセリアに噛みつくが72〜
167-81ゲンガーに噛みつくが164〜
167-170ギルガルドに噛みつくが80〜
かなり奇形のガルーラ。まず一時期流行していた203ガルーラ等は、ヘラクロス等の中速に上から殴られるなどのメタが多くなってきたことから使いたくなかったので、猫捨て身ガルーラを使いたいと思っていました。さらにガブリアスに対して後出しできるポケモンが少ないことから冷凍パンチも欲しく、ラストの枠に悩んでいました。
ここで気にかけていたのは最近はやりの催眠ゲンガーの存在です、ガルーラ相手に2回試行できることから強さを発揮するこのポケモンが憎く、こいつに試行回数を稼がせることをしたくないと考えていました。そこで対ゲンガー専用技といっても過言ではない噛み砕くを採用しようと思っていました。
しかし同じく悪タイプの技である噛みつくと比べたところ、仮想敵に対する確定数がさほど変わらないことに気づきました(ゲンガー、ギルガルド、クレセリア)。さらに噛みつくは怯み効果3割を命中100%で打てることに気づき、ワンチャンを感じて今回採用することにしました。
オフではあまり打つ機会がなかったですが、レートでは相手を怯ませて圏内に入れることに何度も成功し、この型の実用性を実感できました。
余談ですが、等倍の場合猫だまし(捨て身÷3)と威力が等しいのでHPバーの減り具合から捨身圏内かを判別することができます。
4.ゲンガー ナイト 臆病
シャドーボール 身代わり 道連れ 滅びの歌
H167(252) B101(4) C190 D115 S200(252)
HSぶっぱ
ソーナンスを含まない単滅びゲンガー。あまり数は多くないですが、オフで一定数存在するピクシーオニゴーリや受けループへの圧倒的対策となる点でとても評価が高いです。
ガルーラとの同時選出や、上記とは違う普通のスタンに対して選出も普通にします。
5.ギルガルド 残飯 控えめ
シャドーボール 身代わり キングシールド 毒毒
シールド:H161(204) B171(4) C85(60) D172(12) S109(228)
ブレード:H161(204) B71(4) C195(60) D72(12) S109(228)
157-116メガクチートをシャドーボールで高乱数2発
DL意識でD>B
テンプレの控えめ毒ガルド、カバポリ2クレセ等の指数受けがいる場合に選出する。ガルーラがこちらに打点がないと判断できたら毒で削りにいくこともできる。
特筆することは無し。
6.スイクン ゴツゴツメット 図太い
熱湯 冷凍ビーム リフレクター 毒毒
H207(252) B183(252) C110 D136(4) 105
HBぶっぱ
補完枠としての採用。ゴツメ枠としてスイクンは評価が高いですが、KPトップクラスのボルトロスに大きく隙を見せてしまう点から過信はできないポケモンだと思っています。
最近はSに割いたものも多く見ますが個人的に後出し性能を落としたくなかったので普通のHB熱湯冷ビ、クチートやグンチガルーラに強くするためのリフレクター。最後の枠は構築がヤミラミで詰んでいたので対策として毒毒をいれました。
初手でヤミラミスイクンが対面したときに相手はどくどくを警戒せずにメガ進化しないことが多いことから、そこで毒を打ち機能停止させます。メガ進化した場合は裏の物理アタッカーが先制鬼火をくらわないので上手く消耗させて倒します。
個別解説は以上です。
●選出
基本的にどれとでも強い並びを作れるので傾向は特になし。ガルーラは8割以上出す。
●弱点
悪タイプ(サザンドラ、バンギラスetc..)+高耐久(クレセリア、ポリゴン2etc..)がかなりきつい、またナットレイを崩し方が不安定なものが多い。後受けループの崩しはメガゲンガーに一任しているので、抜け殻ハピナス入りにも苦戦を強いられる。
●雑感
強いポケモンで固めているので安定感はある構築だと思う、しかしガルーラが突破力に欠いた奇形を使っているのにかかわらず基本選出に組み込んでいるのに違和感を感じた。このようなガルーラは多数選出するのではなく、補完に回すべきだと後から思った。
解説は以上となります。
近いうちもう一つ構築記事挙げます。ではではまた・。・ノシ
追伸
ついに社会人になってしまったのでブログの更新頻度を下げないように頑張りたいと思います・。・;