シーズン12使用構築「崩し特化ガブガルアロー」(シングル)

シングルレーティングシーズン12で使用していた構築です。

結果は最高レート2120,最終レート2011でした。インフレして2200台が蔓延したこのシーズンでは非常に冴えない結果となってしまったのが残念です。

この悔しさをばねに次以降のシーズンも頑張っていこうと思います。

以下解説。


化身ボルトロス 10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 悪巧み オボンのみ 控えめ 悪戯心
ガブリアス 逆鱗 地震 岩石封じ 剣の舞 気合の襷 陽気 鮫肌
ガルーラ 秘密の力 地球投げ 噛み砕く 不意打ち ガルーラナイト 意地っ張り 肝っ玉→親子愛
ゲンガー 祟り目 催眠術 滅びの歌 道連れ ゲンガナイト 臆病 浮遊→影踏み
パルシェン 氷柱針 ロックブラスト 氷の礫 殻を破る ラムのみ 意地っ張り スキルリンク
ファイアロー ブレイブバード フレアドライブ とんぼがえり ギガインパクト 拘り鉢巻 意地っ張り 疾風の翼

ガルーラの型の案をいただいたのでそれから構築を組み始めた。

詳細は後述するが、このガルーラを軸にするにあたってまずミラーの処理方法を考えた。ゴツメやゴーストを入れるのがミラー対策として一般的だが、噛み砕くや秘密の力持ちが蔓延している今の環境でガルーラに後出しするという発想が強いものに思えなかった。

そこで受けるという発想を放棄して上からの高火力の蓄積で処理するという処理を意識した。

この条件から初手はミラー回避でガルーラ以外のポケモンを出していきたい。そこで次に構築に入ったのは襷ガブリアス、ほとんどのポケモンに対面で役割を持てることからコンセプトに合っている。

次に基本選出の3匹目だが、ガルーラガブリアスが崩しに特化していることから物理の抜きエースが相性がいいと感じた。始めはバシャーモがいいと思ったが、守るを挟まなければいけない場面が多々あることから後手に回ってしまうことが多いと思った。

そこで鉢巻ファイアローを採用した。ガブガルアローを基本選出として、ガブガルで受けを崩して行ってアローで抜く状況を作ることを基本戦術とした。

そして残りの面子は

・対カバルドンや相手のガブリアスの牽制、そして高い選出誘導力を持つパルシェン
オニゴーリなど無理な相手全般をごまかすことができる催眠滅びゲンガー
・補完にあらゆるポケモンと並びを作れて腐りにくい化身ボルトロス

とした。

以下個別解説。

1.ガルーラ ガルーラナイト 意地っ張り
秘密の力 地球投げ 噛み砕く 不意打ち
H181(4) A191(228) B121(4) D123(20) S152(252)
準速
DL意識D振り
秘密の力+不意打ちで183-116ガブリアスを高乱数2
222メガゲンガーの気合玉の生存率66%
177化身ボルトロスの命の珠気合玉の生存率54%

最強のメガガルーラ、秘密不意打ちで対面性能を確保しつつ、噛み砕くでゴーストに高打点を持ち、地球投げでほとんどの受けポケモンを崩すことができる。
もちろん秘密の力によってゴツメダメを無効化できる上に、麻痺の追加効果によって回復連打も封殺できる。まだ噛み砕くのB下降の追加効果はによって時にはクレセリアすらも崩すことが可能。
さらに地球投げの強みは崩しだけでなく、火傷やリフレクター、威嚇によって機能停止することがないことである。これによってミラーを除くほぼ全ての状況で役割遂行することができる。

また対面性能を意識するなら耐久振りにしたいところだが、削れた相手のガルーラを先制不意打ちで縛るために準速とした。技の集中で相手のガルーラを処理するこの構築では準速以外ありえないと思った。

2.ガブリアス 気合の襷 陽気
逆鱗 地震 岩石封じ 剣の舞
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
ASぶっぱ

いたって普通のガブリアス、しかしこれ以上強いガブリアスはないだろう。
基本的に初手に出して耐久なら剣舞、アタッカーなら殴る。裏にゴツメポケモンがいるときは逆鱗を打つのを躊躇してしまうが、相手はパルシェンのために物理受けを温存しておきたいので初手のガルーラやガブリアスと対面したときはほとんどつっぱってきて逆鱗が決まり易かった。

3.ファイアロー 拘り鉢巻 意地っ張り
ブレイブバード フレアドライブ とんぼがえり ギガインパクト
H179(204) A146(252) B91 D89 S153(52)
Aぶっぱ
準速100族抜き
残りH
172メガクチートの[力持ち]叩き落とす耐え
155-90ボルトロスブレイブバードが82〜97
181-120メガガルーラブレイブバードが124〜147
157-127ロトムギガインパクトが97〜115

古き懐かしき鉢巻アロー、基本的に後発においてガブガルで荒らしてから最後に一掃する役割。
技は最初の3つしか使わないので4つ目は正直なんでもいい、今回はラストの削れたロトムとの対面で勝つためにギガインパクトを採用した。寝言、燕返し、毒毒などでもいいだろう。
配分は最速にする択もあるが、最近は耐久型のアローの方が一般的なためミラー意識の重要度は低いと感じた。それよりもトリル下でメガクチートに勝ちたかったので耐久に割いている。
またアロー意識でステロを撒かれることが結構あったが、基本的に等倍以上のタイプ一致技を1発被弾したら死ぬのでHPが半分になろうがあまり変わらなかった、それどころか1ターンのアドの方が大きかった。

4.パルシェン ラムのみ 意地っ張り
氷柱針 ロックブラスト 氷の礫 殻を破る
H147(172) A161(252) B200 D S101(84)
Aぶっぱ
s[+2]で最速130族抜き
残りH

カバルドン展開の駒、ゲッコウガだと構築が相手のスカーフガブリアスで崩壊してしまうのでパルシェン。鋼のいないカバルドン入りは後出ししてからつららばりを打つだけで崩すことができる。
またパルシェンは強い選出誘導力を持っており、例えばガブリアスをみた時点で後ろは破ったパルシェンを止められる駒がいるのがほぼ確定する。

5.ゲンガー ゲンガナイト 臆病
祟り目 催眠術 滅びの歌 道連れ
H157(172) B100 C201(84) D115 S200(252)
メガ進化前で161ガルーラの肝っ玉捨身タックル高乱数耐え
最速
残りC

ごまかしポケモンの代名詞である催眠祟り目ゲンガー。催眠の6割の信用度については多く議論されているが、本来絶対勝てない構築に勝てる可能性を見いだせると考えたら非常に強力だと言える。
他の技として、個人的にメガゲンガーで一番強い技は道連れだと思ってるので道連れを採用、最後に対ピクシーオニゴーリの滅びの歌を採用したが、これらを切るなら気合玉でもいいと感じた。
また滅びゲンガーは害悪対策として有名だが、この構築ではガルーラで受けループを処理していたので受けループに対しては出さなかった。
また最近はボルトガルーラ対面で交代読み噛み砕くを打たれるので、ボルトロス→ゲンガー交代はできるだけせず、ゲンガーの後出しはガルーラに隙を見せづらいガブリアスパルシェンからするようにしたい。

6.化身ボルトロス オボンのみ 控えめ
10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 悪巧み
H184(236) B90 C174(108) D121(164) S131
177珠10万ボルトオボン込み2耐え
158ボルトの[+2]10万ボルト耐え
155ゲッコウガの冷凍ビーム耐え
[+2]10万ボルトで175-100ボルトロスを確定1

最後に補完で入ってきたボルトロス、ミラーで勝てるように配分を考えたが、最近増加している毒まも型には勝てないので再考の余地があると感じた。

●選出パターン
ガブガルアロー
これが8割、スタン、クチート入り、マンダ入りにはこれ。

ガブボルトゲンガー
裏選出、ゲンガーで辛いポケモン(主にガルーラ)を11交換してボルトガブで抜く耐性を作る。クレセリア入りに対しては基本これ。ボルトゴーリにもこれで、その場合はボルトから出す。

ガブガルパル
カバルドン展開、バンギランドアロー、ランドライコウ

ボルトガブガル
対受けループ

●雑感
2000までは速攻で乗せることができ期待してしまったが、レート終盤で構築的に辛い相手が急増してしまい全く伸ばすことができなかった。例として挙げられるのがクレセリアサザンドラローブシンで、特に最速猫不意ガルーラが蔓延していたのが辛かった。
結果はともあれ過去作ありORASという環境の中では納得いく構築が組めたとは思ってる、ただ自分のプレイング不足を強く感じたのでこれからはそこを鍛えていきたい。


解説は以上となります。


最後にガルーラをツモってくださったるどるふさん、そして通話で立ち回り指南していただいたみなさんはありがとうございました。

今回はこのへんで・。・