シーズン17レーティング使用構築「ガルーラスイクン展開」

シーズン17レーティングで使用した構築です。最高2050〜2060、最終1945と残念な結果となりましたが、最終シーズンということで記念に公開。

この構築でオフなどの大会には出場していません。

以下解説。


霊獣ボルトロス 10万ボルト めざめるパワー氷 気合玉 悪巧み オボンのみ 控えめ 蓄電
ガブリアス 逆鱗 地震 岩石封じ ステルスロック 拘りスカーフ 陽気 鮫肌
ガルーラ 秘密の力 グロウパンチ 不意打ち 冷凍パンチ ガル―ラナイト 意地っ張り 肝っ玉→親子愛
ゲンガー シャドーボール 身代り 道連れ 滅びの歌 ゲンガナイト 臆病 浮遊→影踏み
ファイアロー ブレイブバード フレアドライブ とんぼがえり 寝言 拘り鉢巻 意地っ張り 疾風の翼
スイクン 波乗り リフレクター 瞑想 眠る カゴのみ 図太い プレッシャー

ガルーラとスイクンの型から構築を組みはじめ、ガルーラスイクン@1で相性のいいポケモンを3匹と、ガルーラが出しにくいときのメガシンカ枠としてゲンガーを採用した。

具体的には初手に出しやすく確実に役割遂行できるメガガルーラを初手に置き、ガルーラが止まるポケモンを起点に詰めていくスイクンを次発、スイクンが荒らした場を後発の高速アタッカーで一層するというコンセプトである。

以下個別解説。

1.霊獣ボルトロス オボンのみ 控えめ
10万ボルト めざめるパワー氷 気合玉 悪巧み
H184(236) B109(148) C182(4) D100 S136(120)
H4n調整
S最速キノガッサ抜き抜き
残りB
184-100化身ボルトロスを[+2]10万ボルトで確定1
183-105ガブリアスにめざ氷が156-188
207-135スイクンに10万ボルトが138-164
167-115メガゲンガーに10万ボルトが81-96
135-80キノガッサにめざ氷が104-124
167-70ギルガルド(ブレード)に10万ボルトが132-156
158化身ボルトロスの[+2]めざ氷耐え
200ガブリアスストーンエッジ耐え
125スイクンの冷凍ビーム2耐え
178バシャーモの火炎放射2耐え
146ファイアローの鉢巻フレアドライブ耐え
192メガガルーラの[親子愛]秘密の力+不意打ち耐え
191メガゲンガーのヘドロ爆弾2耐え

軸であるスイクンが電気に大きく隙を見せるため、その穴をうめるために化身ではなく霊獣ボルトロス
こちらで使用した配分(→http://d.hatena.ne.jp/cloudia220/20160710/1468157498)だが、今回はサイクル構築を意識して範囲をとるために気合玉を採用。
気合玉は基本的に2回打てるときにのみ打つ、試行回数をかせぐためにボーマンダ対面で交代読みで打っていく。
ボルトロススイクンと選出すると剣舞ガブやゲンガーに隙を見せてしまうので対面構築には選出しない。

2.ガブリアス 拘りスカーフ 陽気
逆鱗 地震 岩石封じ ステルスロック
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
ASぶっぱ

高速アタッカー枠①
陽気スカーフガブリアスが増加してミラーが非常に安定しなくなり評価は前より下がったが、メガゲンガーに上から行動できる点が魅力的だったので採用。
岩石封じによってスイクンの起点を作ったり、メガシンカのタイミングを作ったりと非常に有用性の高い技だった。
ステルスロックの枠はほとんど使ってないので要検討。

3.ガルーラ ガルーラナイト 意地っ張り
秘密の力 グロウパンチ 冷凍パンチ 不意打ち
H195(116) A169(68) B142(172) D121(4) S139(148)
準速85属抜き抜き
1加速でメガミミロップ抜きのメガバシャーモ初速抜き
準速を除く大体のグロウガル―ラ抜き
[+2]161パルシェンつららばり〜39
177メガガルーラの親子愛猫捨て身77.8%耐え(急所込み)
秘密の力+珠ダメ2回で147-88ゲッコウガを88%で1発
167-115カイリューを冷凍パンチで確定1
[+2]秘密の力が227-189クレセリアに106〜127
215-187カバルドンに対して
グロウパンチ→ゴツメ×2+砂×1→冷凍パンチ→ゴツメ×2+砂×1→冷凍パンチ親で確定→ゴツメ×1+砂×1で相打ちになりあくびの起点回避

構築の軸①、HBS基調にすることで高火力相手に行動保障を持ち、かつミラーで先制グロウパンチで突破する可能性を高くしている。
始めはS153まで上げていたが、最終的に意地猫捨て身などミラーのいくつかの型は切って、代わりに耐久を上げることにした。
さらにクレセリアブラッキーのようなポケモンに対して不利を取らないように秘密の力を採用した。グロウパンチを積まないと火力が非常におそまつだが、交代際に詰めたときの安定感はすさまじい。
基本的にガルーラ対面はグロウパンチから、ゲンガー対面は素秘密から入るようにする。初手ゲッコウガグロウパンチを打ちたいところだが、けたぐりを打たれたら非常に辛いので秘密から入る。

また、にゃおーしさんのこちらのメガガルーラを参考にさせて頂いた(http://d.hatena.ne.jp/nyaooshi/20160913/1473769373)のでここに感謝の意を示す。

4.ゲンガー ゲンガナイト 臆病
シャドーボール 身代り 道連れ 滅びの歌
H135 B101(4) C222(252) D115 S200(252)
CSぶっぱ
シャドーボールで183-105ガブリアスを確定2
シャドーボールで184-100ボルトロスに102〜120
身代り2回張った後に194メガガルーラの噛み砕くの子ダメージ耐え

メガガルーラが出しにくい時に選出、メガガルーラメガゲンガーに素秘密や氷技から入るパターンが急増しているので、安定して11できるように身代りを採用。
またメガガルーラの攻撃で下手に耐えてしまうと追加効果を引く可能性が高くなるので、あえてCSに振り切った、これによってアタッカーとしての役割を果たせるようになる。
ガブリアスの逆鱗を耐えなくなってしまうが、元々地震を打たれたら耐えないので、ガルゲン両選出しない分には問題なかった。
鉢巻ガブやカイリューの逆鱗に身代り連打して、自傷からのシャドーボールで倒す立ち回りが強かった。

5.ファイアロー 拘り鉢巻 意地っ張り
ブレイブバード フレアドライブ とんぼがえり 寝言
H179(204) A146(252) B91 D89 S153(52)
準速100属抜き
Aぶっぱ
残りH

高速アタッカー枠②
いつもの鉢巻アロー、草ポケモンがいるときにスイクンからの安定した引き先となる。レーティングではレパルガッサメタモンに多く当たったので4枠目は寝言が安定。
また後発以外にも、初手出ししてとんぼがえりからの有利対面に交代や、サザンドラなどにブレバを打って無理やりシャドーボールの圏内に入れる立ち回りが読まれにくく強かった。

6.スイクン カゴのみ 図太い
波乗り 瞑想 リフレクター 眠る
H207(252) B183(252) C110 D136(4) S105
HBぶっぱ
[+1]波乗りで191-141メガガルーラを90%で3発
[+1]波乗りで183-105ガブリアスに81〜96
[+1]波乗りで184-100ボルトロスに84〜100
145ボルトロスの10万ボルト+182ガブリアスの逆鱗を高乱数耐え

構築の軸②
積み技を持ってないポケモンなら弱点をつかれない限りほぼすべて起点にできる。特に仮想敵として猫秘密ガルーラ、秘密空元気ガルーラを意識している。
元々熱湯・瞑想・リフ・眠る@ゴツメというスイクンを使っていたが、素眠り中にリフが切れたりして結局秘密で押し切られること、秘密ガルーラが多くゴツメが機能しにくいこと、スイクンにゴツメを持たせるとカバルドン展開が薄くなってしまうこと、などの理由からカゴのみに変更した。
また熱湯だと空元気のカモになってしまうので波乗りを採用、これによりADメガガルーラに対する与ダメが安定する。

メガガルーラに対しては、理想は
1T秘密 リフ
2T秘密 瞑想
3T秘密 波乗り
4T秘密 眠る
5T秘密 波乗り(リフ切れる)
5T秘密 波乗り

だが、実際は急所や麻痺をケアして早めに眠ったり、相手がグロウ型や猫捨て身型だったり、などなど色々なケースがあるので臨機応変に対応する。ただゴツメ警戒させてグロウを敬遠するために瞑想よりもリフを先に打ちたい。
対ガルーラで立ち回るときは以下の数字をメモしておき、ひたすら電卓を叩いて確率有利な択を選ぶようにする。
・192メガガルーラの秘密の力 親42-51 子21-25
・↑リフ状態 親21-25 子10-12
・↑急所 親63-76 子31-37
・177メガガルーラの捨て身タックル 親67-79 子33-39
・↑リフ状態 親33-39 子16-19
・↑急所 親110-118 子49-59
・192メガガルーラグロウパンチ 親17-20 子12-14
・↑リフ状態 親8-10 子6-7
・親子愛攻撃3回で急所に当たらない確率68%
・親子愛攻撃4回で急所に当たらない確率60%



個別解説は以上です。

●選出
・基本選出
ガルーラorゲンガー+スイクン+アローorガブ
ガルガブスイクンが一番多かった

・対サイクル
ガルーラorゲンガー+ボルトスイクン

スイクンが刺さらないとき
ガルーラorゲンガー+ボルトアローガブから@2

・対バシャ、ミミロップ入り
ボルトガブアロースイから@3

●弱点
ボルトロスが非常に重いので鬼の交代を複数回行わないといけない。
また特殊竜が眼鏡かスカーフかの択を当てないと負けに直結することがある。

●雑感
ガルカバ、ガルクレセに強い駒としてスイクンから組み始めたが、眼鏡ゲッコウガカイリューなどスイクンの苦手な相手と同居していることが多く刺さりが悪かった。
また、やはりスイクンが非常に運負けを誘発するポケモンであるので、勝率が中々のびず停滞してしまった。
単体での性能を意識しすぎて、ポケモンの組み合わせでの強さを疎かにしてしまったことが特に敗因だと思われる。



解説は以上です。


最終レートもふがいない結果で終わってしまいとても残念だが、10月にオフが多くあるので後悔しないように頑張りたいと思う。

では今回はこのへんで・。・