第143回九尾杯使用構築「ガルーラ+ナマコブシ」

第143回九尾杯に参加しました。

結果は4-3と平凡でしたがサンムーン初構築なので記念に記事にしておきます。

以下解説。

ガルーラ 恩返し 地震 岩雪崩 身代り ガルーラナイト 意地っ張り 肝っ玉→親子愛
ナマコブシ じょうか バトンタッチ 毒毒 自己再生 ドクZ 呑気 天然
カプ・コケコ 10万ボルト マジカルシャイン 自然の怒り 挑発 カプZ 臆病 エレキメイカ
ガブリアス 逆鱗 地震 炎の牙 毒突き 拘りスカーフ 陽気 鮫肌
ミミッキュ じゃれつく シャドークロー 影打ち 剣の舞 命の珠 陽気 ばけのかわ
ハッサム バレットパンチ とんぼがえり 剣の舞 羽休め ハッサムナイト 意地っ張り テクニシャン→テクニシャン

じょうかバトンという強力なコンボを持つだけでなく、天然によるストッパー性能や毒再生による崩し性能を持つナマコブシに着目した。

しかし戦法に多様性がないために、特定のポケモンによって容易に完封されるリスクを含んでいた。その代わりに、高い選出誘導力を持ち、以下のポケモンを強く呼ぶ性質がある。

①効果抜群をとれる草、電気や、高火力拘り持ちなどのバトン展開する隙を与えないポケモン
②挑発、滅びの唄、吠えるなどのバトン展開を阻害するポケモン

そこで、選出誘導を主な役割としてバトン選出以外を多くしていく構築を目指した。

ナマコブシのバトン先だが、今回はメガガルーラを採用。ナマコブシ+ガルーラを配置の上に置くことでガルーラバトンを彷彿とさせて選出誘導力を強化する。

裏の4体は上記の①②に強くでれるポケモンを採用した。

世代の最初はスタンダードな構築を使うようにしているので、特に捻りの無いまっすぐな構成となっている。

以下個別解説。

1.ナマコブシ ドクZ 呑気
じょうか バトンタッチ 毒毒 自己再生
H162(252) B200(252) D151(4) S9
HBぶっぱ

物理や低火力耐久を起点に展開する。じょうかバトンは確定として、単体でも崩せるように毒再生。ストッパー性能を持たせるために特性は天然。

ガルーラガブリアスが物理受けを、カプ・コケコが地面タイプを呼ぶのでそれらに後出しから起点にすることが可能である。

しかし挑発や吠える持ちを後出しされるだけでほぼ完封されてしまうので、選出は慎重に行う。立ち回りもいきなりじょうか展開するのではなく、素バトンや毒で相手の技を確認していく必要がある。

2.ガルーラ ガルーラナイト 意地っ張り
恩返し 地震 岩雪崩 身代り
H197(132) A194(252) B120 D120 S136(124)
[+1][親子愛]恩返しで183-116ガブリアス確定
S[+1]で準速フェローチェ抜き
H6n-1
ABDS偶数調整

バトン前提のメガガルーラ、7世代のメガガルーラは親子愛の弱体化に加え、シーズン1は冷凍パンチを採用できないのでガブリアスに大きく隙を見せてしまう。しかし両刀にするとさらに数値を落とし汎用性を失う。単体だとかなり不十分な性能である。

そこで、能力値を上昇させるバトン戦法と組ませた。Sを上昇させることで唯一弱体化しなかった追加効果の強みを生かすことができる。親子愛によってステロを必要としないので。ナマコブシメガガルーラの2体で完結した並びとなる。

3.カプ・コケコ カプZ 臆病
10万ボルト マジカルシャイン 挑発 自然の怒り
H145 B106(4) C147(252) D95 S200(252)
CSぶっぱ

カプ・コケコはスカーフなどのアタッカーが着目されていたが、多様な補助技を覚えるのでボルトロス化身のような展開の始動を任せるのがベターだと感じている。

タイプ一致の2つの技に加え、相手の展開を封じる挑発、苦手な相手を無理やり削ることができる自然の怒りを採用した。

持ち物は暫定としてカプZにしたが、ここは検討の余地がある。

4.ガブリアス 拘りスカーフ 陽気
逆鱗 地震 炎の牙 毒突き
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
ASぶっぱ

メガルカリオメガゲンガーメガマンダ、テクスチャー電気ポリZなどのストッパーとなる陽気スカーフガブリアス

6世代よりもさらに逆鱗の一環がとれなくなったので選出は控え目であった。

5.ミミッキュ 命の珠 陽気
じゃれつく シャドークロー 影打ち 剣の舞
H131(4) A142(252) B100 D125 S162(252)
ASぶっぱ
[+2]珠影打ちで167-101メガゲンガーに164〜

準伝説を除いた7世代の一般枠だと最強だと考えているポケモン、積みサイクルのような構築を使うなら積極的に採用したい。

技は基本的にこの4つが確定で、持ち物が構築によって変わってくると思う。今回は先制技で削っていく場面が多いと想定できたので、影打ちの威力を高める命の珠を採用した。

6.ハッサム ハッサムナイト 意地っ張り
バレットパンチ とんぼ返り 羽休め 剣の舞
H175(236) A222(252) B160 D123(20) S95
H16n-1
Aぶっぱ
残りD

この時点でマンムー、メガギャラドス、スカーフガブリアスが辛いのでそれらに強いメガハッサムを採用。

KPの高いテッカグヤに弱いので、対面を作らないようにするためにとんぼがえりを採用(メガギャラへの打点も兼ねている)。



●所感
基本的にコケコガブミミッキュハッサムからの選出だが、ほとんどがコケコミミッキュハッサム選出だった。

メガゲンガーが多く出てきて、代わりに鋼があまり出てこなかったので選出誘導力は実感できた。

強力だが特定のポケモンで対策されやすい=選出誘導力の高いガルーラ+ナマコブシの並びは5世代のニョロトノキングドラを彷彿とさせる。



解説は以上です。


来週のバージンカップが7世代の初オフとなるので頑張りたいと思います。

では今回はこの辺で・。・