第16回夜空杯(51名)に参加してきました。
いつもの夜空杯の面子に加えシーズン5スペレでよくマッチングした方々も来るということで、いつも以上に気合を入れて構築を準備してきました。
結果としては6-0でブロック1位通過からの2落ちでベスト8でした。優勝する気でいたのでとても残念ですが、それ以上に楽しいオフ会だったので本当に行ってよかったと思いました。
構築の解説は以下のようになります。
ニョロトノ | 熱湯 | 毒毒 | アンコール | 黒い霧 | 脱出ボタン | 図太い | 雨降らし |
キングドラ | ハイドロポンプ | 波乗り | 流星群 | 龍の波動 | 拘り眼鏡 | 控えめ | すいすい |
マンムー | 地震 | 氷柱針 | 氷の礫 | ステルスロック | 気合の襷 | 陽気 | 厚い脂肪 |
化身ボルトロス | ボルトチェンジ | 草結び | 電磁波 | 雨乞い | オボンのみ | 穏やか | 悪戯心 |
ゲンガー | シャドーボール | ヘドロ爆弾 | めざめるパワー氷 | 道連れ | ゲンガナイト | 臆病 | 浮遊→影踏み |
ブラッキー | イカサマ | 癒しの鈴 | 月の光 | 挑発 | ゴツゴツメット | 図太い | 精神力 |
シングル66では何よりもSが重要となってくるので、深く愛着のあるニョログドラを使用することにした。すいすいアタッカーはオムスターなど他にもいるが、66ではスカーフ100〜110族がいる可能性が非常に高いので、ある程度のS種族値のあるキングドラを採用した。
そして66では過去の経験上、手持ちを温存するというよりもいらない駒を上手く切っていって高速アタッカーでタテる状況を作ることが重要だと感じていた。そこで、キングドラの一貫を作れるように残りのポケモンは徹底的に補助に徹する構築を作成した。そうすればキングドラさえ大事に扱っていれば他の駒は比較的雑に扱うことができ、立ち回りに余裕ができる。
そしてその取り巻きだが
・ステルスロック要因として、他のステロ撒きに強く、トップメタであるボーマンダに刺さる先制技を持っているマンムーを採用。
・状態異常技(主に電磁波)をくらっても回復できるよう癒しの鈴要因としてブラッキーを採用。
・ニョロトノが2回しか繰り出せず、雨ターンが足りないことが予想されたので雨乞い要因として化身ボルトロスを採用。
・これらで対応しづらい相手をキャッチして倒す役割や、2体目のエースの役割を果たすメガゲンガーを採用。
という風に決定した。
以下個別解説。
①ニョロトノ 脱出ボタン
熱湯 毒毒 アンコール 黒い霧
H183(140) B139(252) C110 D120 S105(116)
ステロ+194メガガルーラの捨身タックル高乱数耐え
ステロ+216メガマンダの捨身タックル最高乱数以外耐え
H8n-1
Bぶっぱ
残りS
雨ターンを無駄なく使えるように、そしてキングドラを円滑に場に出すために持ち物は脱出ボタン。ステロ+攻撃を一回耐えればいいと思ったので耐久を最低限まで抑えてSに多めに割いた、これによってゴチルゼルやスイクンなどに先制でアンコールを打てるようになる。
攻撃技は熱湯のみで、残りの技は影踏みにキャッチされたときに展開されないことを意識した技構成とした。具体的にはソーナンスに打つ毒毒と、ハメ型のゴチルゼルをハメ返す黒い霧アンコールを採用。滅びの歌がこの枠に入るのが普通だが、66では相手のラス1に対して滅びの歌を打って勝つという63の常套手段が発生しにくいと感じたので、黒い霧の方が優先度が高いと感じた。
ボルトロスが雨乞いを覚えていることからニョロトノを無理に温存する必要がなく、場に2回繰り出して(2回雨を降らせて)倒されれば十分役割終了と言える。
②キングドラ 拘り眼鏡 控えめ
ハイドロポンプ 波乗り 流星群 竜の波動
H151(4) B115 C161(252) D115 S137(252)
CSぶっぱ
すいすい時[+2]準速バシャーモ抜き
テンプレートのキングドラで特筆することが無い。スカーフ110族あたりまで抜きたかったので準速、これで構築全体で重いバシャーモに2加速までなら先制できる。
ステロが必須とも言える66ではファイアローのKPは非常に低いので、耐久に振ってないキングドラが非常に動きやすかった。
ハイドロポンプは今回のオフでは一回も打ってないが、波乗りで足りない機会は絶対いつかあると思うのでこの技は外せない。
③化身ボルトロス オボンのみ 穏やか
ボルトチェンジ 草結び 電磁波 雨乞い
H185(244) B90 C145 D145(252) S133(12)
準速マンムー抜き
残りHD
雨乞いを打つには悪戯心が一番適しているということから採用、また水タイプに繰り出してボルトチェンジで蓄積させる動きが非常に強かった。他の技として構築全体できついバシャーモに打つ電磁波、そしてマンムーに打つ草結びを採用した。
めざ氷と草結びは選択だが、ステロ撒きであるマンムーに対して交代を余儀なくされることはステロ2倍のボルトロスにとって致命的だと判断したので、突っ張れるように草結びを選択。
またスイクン、ゲンガーなどに後出しすることが想定されたのでHD振り。
④ブラッキー ゴツゴツメット 図太い
イカサマ 月の光 癒しの鈴 挑発
H202(252) B178(252) D151(4) S85
HBぶっぱ
癒しの鈴要因、また鋼がいないのでスカーフ竜などに後出しする役割もある。そしてスイクンが零度を覚えブラッキーで見れなくなったので配分はHB一択。
イカサマ、月の光、癒しの鈴までは確定枠として、4枠目は挑発を採用。これによってナットレイに後出しから完封できる駒となる。
癒しの鈴によってキングドラが電磁波を被弾することが怖くないので、水ロトムやナットレイ、化身ボルトにキングドラが突っ張ることができる。
⑤マンムー 気合の襷 陽気
地震 氷の礫 氷柱針 ステルスロック
H185 A182(252) B101(4) D80 S145(252)
ASぶっぱ
バンギラス、ガブリアスなどの66で多いステロ撒きに強い。水ロトムに打点を持てるようフリーズドライを持たせる型と迷ったが、構築全体で相手の特殊竜(ラティ、サザン)への打点に乏しかったのでそれらに高い打点となるつららばりを採用。また上記のようなやんちゃ両刀のマンムーが多いと考えこちらは陽気最速。
基本的に初手に出して削りとステロを撒くことが役割、初手が多いことからステロ環境の66でも襷が機能しやすい。しかしバシャーモに対するストッパーとして温存する立ち回りもしたりする。
⑥ゲンガー ナイト 臆病
シャドーボール ヘドロ爆弾 めざめるパワー氷 道連れ
H135 B100 C222(252) D116(4) S200(252)
CSぶっぱ
[+1]準速バシャーモ抜き
155-81バシャーモをヘドロ爆弾+珠ダメで超高乱数1
削れた相手に繰り出して逃がさずに上から倒す、倒せない場合は道連れで11する。また相手の攻撃を受ける想定をしないのでCSで技範囲を広げた。
シャドーボールとヘドロ爆弾と道連れは確定、ラス枠はボーマンダに打てる氷技にしたいと思ったが、相手のSを下げたい状況が特になかったので命中重視のめざ氷を採用した。
また66ではボーマンダメタのうっかりやめざ氷バシャが多いと考えられたので、1加速しかできないバシャーモに対して抜ける可能性が高い。また雨状態では抜かれていても有利対面となる。
個別解説は以上です。
●弱点
バシャーモ
・・構築全体できついので型一点読みやハイリスクな行動を挟む必要がある。
ラッキー
ハピナス
フシギバナ
・・特殊受けが突破できないので、マンムーと対面させて交代際の蓄積で〜という崩し方をする。
●雑感
したいことを徹底的に押し付ける構築だったのではまらなければ全敗もありえたが、当日は上手くはまる試合が多かった。キングドラの波乗りでほとんどの相手を倒すことができ使っていて気持ちよかったが、相手のギミックパに弱いという弱点をつかれ決勝トナメでは見事に敗退してしまった。
解説は以上となります。
今回は会ってみたかった多くの人と知り合うことができ、またポケモンも飲み会も楽しめていつもより一層充実したオフ会でした。主催のくろばさんとスタッフの方々は本当にありがとうございました。
また本業の63の方も今回以上に頑張っていきたいです。
では今回はこのへんで