第4回あめおふ!(80名)に主催として運営すると同時に対戦参加もしてきました。
結果はブロック7−2で1位通過からの1落ちでベスト16でした。
レーティングのルールが過去作解禁になったことからカロスマークルールでのオフは今回は最後かもしれないので、もう少し上に行きたかったというのが本音です。
使用構築は以下となります。
化身ボルトロス | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 電磁波 | 悪巧み | オボンのみ | 図太い | 悪戯心 |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | 岩石封じ | 剣の舞 | 気合の襷 | 陽気 | 鮫肌 |
ガルーラ | 猫だまし | 捨て身タックル | 火炎放射 | 不意打ち | ガルーラナイト | やんちゃ | 肝っ玉→親子愛 |
ギルガルド | シャドーボール | めざめるパワー氷 | 影うち | キングシールド | シュカのみ | 冷静 | バトルスイッチ |
ファイアロー | ブレイブバード | 挑発 | 羽休め | 剣の舞 | 青空プレート | 意地っ張り | 疾風の翼 |
ラグラージ | 滝登り | 呪い | 眠る | 寝言 | ラグラージナイト | 腕白 | 激流→すいすい |
*実際の使用個体ではなく最善の構成を掲載
あめおふということでメガラグラージを使う所から構築を組み始めた。しかしメガラグラージの既存の型のどれもが強いものに思えず悩んでいた。
そこで、雨に頼らないメガラグラージの型を考えることにし、呪いという技に着目してこの型を考えた(個別解説参照)。
次に、ラグラージが特に苦手なポケモンである
①草技持ち
ジャロ、ナット、ガッサ、リザY、ボルト(結び持ち)、メガヘラ、ゲッコウガ
②等倍で入る特殊高火力
水ロトム、ニンフィア、サーナイト、特殊メガマンダ、メガ(珠)ゲンガー
これらとラグが対面したときの引き先を用意することで、多くの構築に基本選出できるようにした。
そして今回採用したのはファイアローとギルガルドである。特に草には強くしたかったので、鋼、炎の採用は必然とも言える。
またこれらのポケモンは初手に出しやすいポケモンではない(ラグは展開するポケモン、アローガルドは特定の相手に強いポケモン)ので、初手に出しやすいポケモンが必要である、そこで今回は襷ガブリアスを採用した。ガブの呼ぶ相手にラグラージが強く、誘導する意味も込めている。
また、①②のポケモンが多くいるようなラグラージ選出しにくい並びに対しての2メガ目としてメガガルーラを採用。
最後にこれらのどれとも並びを作れ、サポート能力に優れている化身ボルトロスを採用した。
以下個別解説。
1.化身ボルトロス オボンのみ 図太い
10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 悪巧み
H184(236) B132(236) C145 D105(36) S131
182岩石封じ2耐え
200鉢巻逆鱗耐え
182逆鱗オボン込み高乱数2耐え
200つららばり〜54
200氷の礫〜84
今となっては一般的なボルトロス、ガルーラと組ませるボルトは後出し想定のオボンが望ましい。また今回ガルーラが猫捨て身型なので、耐久系に弱くなっていることからそれらを崩せる悪巧みを採用した。性格は構築全体で相手のガルーラが辛かったから図太いにしたが、もう少し推敲の余地はあると思う。
2.ガブリアス 気合の襷 陽気
逆鱗 地震 岩石封じ 剣の舞
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
ASぶっぱ
逆鱗が203-120メガガルーラに103〜
どの時代でも強いガブリアスの型である。安定した削り性能や、初手の対面性能を考えてこれに勝るものはないと感じて採用した。
特に今回の構築は相手のガルーラをゴツメの後出しで崩すのではなく、上からの集中で崩すことを意識している。両刀や秘密の力持ちなど、ゴツメが腐るような型が増えたからだ。具体的にはガブリアスの逆鱗+ファイアローのブレイブバードでガルーラに対するダメージが203〜となる。
さらにガブリアスは物理受けを強く呼ぶことから、それらに倒された後にメガラグラージが有利対面をとって展開することができる。
3.ガルーラ ガルーラナイト やんちゃ
猫だまし 捨身タックル 火炎放射 不意打ち
H181(4) A176(116) B121(4) C97(132) D108 S152(252)
A11n調整
準速
173-115ジャローダを火炎放射で確定2
181-131ナットレイを確定2(151〜180)
サーナイト、リザードン、ヘラクロス等の中速と、ジャロナットに強い型として採用。過去に火炎放射→炎のパンチであるガルーラは愛用していたことがあるが、今回ジャローダ、ナットレイを意識して両刀とした。また相手のリザやサナ、そして削れたガルーラを猫不意で縛るために不意打ちも切れない。
ガルーラは型の多様性故に多く選出する主軸で採用することも、特定の範囲を埋める補完で採用することもできるのでほぼ全ての構築に入りうるポケモンである。しかしその中でも猫捨て身ガルーラは相手の物理受けを突破しにくいため、選出するタイミングをよく考えなければならないポケモンである。
4.ギルガルド シュカのみ 冷静
シャドーボール めざめるパワー氷 影うち キングシールド
シールド:H167(252) A70 B170 C112(252) D171(4) S58
ブレード:H167(252) A170 B70 C222(252) D71(4) S58
HCぶっぱ
DL意識残りD
237メガヘラクロスの種マシンガン+[+2]地震シュカ込み耐え
シャドーボール×2+影うちでHSメガヘラクロス確定
216メガマンダの地震ブレード時シュカ込み耐え
115グライオンの地震ブレード時シュカ込み耐え
ヘラクロス、ボーマンダ、サーナイト、結びボルトに対して後出しでき、グライオン+メガヤドランの並びに強くでれる型。元々は受けループに強い駒として襷めざ氷ガルドを考察していたのだが、後出しできない点が煩わしかったので、Sを切ってシュカを持たせることで課題を解決した。ガルーラに打点がない点が気になるが、仮想的がヘラクロス、ボーマンダ、サーナイト、ゲンガーなどガルーラ以外のメガに偏ってるので気にならなかった。
それらの相手に非常に出しやすく、かつ読まれないので環境に刺さっていると感じた。今回も選出率が7/10と高く、影のMVPと言える。
5.ファイアロー 青空プレート 意地っ張り
ブレイブバード 挑発 羽休め 剣の舞
H179(204) A146(252) B91 D89 S153(52)
Aぶっぱ
準速メガガルーラ抜き
残りH
草とフェアリー、ヘラクロス(岩技を持ってるので安定はしない)に対しての後出し要因。後出しするために羽休めを採用しているが、過去にHDラムアローを使用した感想として交代した後に相手に与える負担が少なすぎると感じたので、今回はAに割いたプレートアローを採用。珠でない理由は消耗したくなかった点と1ウェポンな点。
上記の相手への安定した後出しに加えて、相手のガルーラを上からの集中で倒すという重要な役割を持っている、これらを両立するためにウルガモスでもなくバシャーモでも泣くファイアローである。
6.ラグラージ ラグラージナイト 腕白
滝登り 呪い 眠る 寝言
H207(252) A170 B178(252) D131(4) S90
111スイクンの熱湯×3+ゴツメダメ2耐え
呪い2積みで194メガガルーラの捨身〜67
200ガブリアスの逆鱗〜91
[+6]滝登りが207-183スイクンに84〜
222メガゲンガーのシャドーボール〜91
今回の軸、この型を採用したきっかけとして
・物理環境であることからB上昇詰み技が強いと感じたこと
・ラグラージが雨アタッカーの印象があるので物理受けを後出しされやすいこと
・弱点が少ないことから積んでいるとき弱点をつかれにくいこと
が挙げられる。
特にガブガル―ラスイクンのような相手には、スイクン対面を作って呪いを積んで行けば後ろのガブガルーラも含めて強くでれる。さらにフル積みすることでHBスイクンを確定3なので素眠りの暇を与えない。
また最近火力ではなくメタ性能を高めた型(秘密の力ガルーラ、魔界ロトム、襷バシャ)が増えていることから、それらを起点に展開ができる。
そして前述でも述べたが、このポケモンが苦手なものは草技持ちと特殊高火力である。草技は半減しやすいことから後出しする駒を作りやすいが後者はそうはいかない。そこで今回は選出誘導でそれを解決している。具体的には選出画面で受けポケモンを少なく、アタッカーを多くすることで特殊高火力を選出するメリットを少なくして選出され辛くしている(特殊高火力は物理アタッカーを通すために物理受けを崩す役割であることが多いから)。ラグラージも雨アタッカーの印象が強いので選出誘導に加担できている。
個別解説は以上です。
●選出
・ガブラグ@1
初手ガブで荒らしてラグで展開、苦手な相手に@1を後出し。
ガルーラ入りにはガブアローで集中で倒す。
・ラグ+ボルトガルドアローから@2
ガブが出しにくいとき
・ガルーラ@2
@2は基本的にどれでも並びを作れる
●弱点
眼鏡水ロトム
メガガルーラ
瞑想スイクン
不意の草結び持ち全般
●雑感
選出率がガルーラ4、ラグ6と意外と出せて満足している。ものすごく強いわけではないが十分実践レベルだと感じた。しかしスイクンが再び零度を覚えてしまったことからこの型はもう使えないと考えていいだろう。
解説は以上です。
次はシーズン12のレーティング構築と、夜空杯の記事になると思います。
では今回はこの辺で・。・