第一回東海シングルFESTAと第一回バトルシャトゥーで使用した構築。
結果は前記事通りで、レートは最高1912だった。
以下解説。
クレセリア | サイコキネシス | 未来予知 | トリックルーム | 三日月の舞 | ゴツゴツメット | 図太い | 浮遊 |
クチート | じゃれつく | 叩き落とす | 不意打ち | 剣の舞 | クチートナイト | 意地っ張り | 威嚇→力持ち |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | ストーンエッジ | ダブルチョップ | 拘り鉢巻 | 意地っ張り | 鮫肌 |
ガルーラ | 猫だまし | 捨て身タックル | 地震 | 冷凍パンチ | ガルーラナイト | 陽気 | 肝っ玉→親子愛 |
スイクン | 熱湯 | 身代り | 守る | 毒毒 | 残飯 | 図太い | プレッシャー |
ファイアロー | ブレイブバード | 挑発 | 鬼火 | 羽休め | ラムのみ | 慎重 | 疾風の翼 |
AD鉢巻ガブリアスが環境に刺さっていると感じて構築を組み始めた。
ガブリアスはスカーフが有名すぎることから高速の低〜中耐久のポケモンと対面したときに高い確率でスイクンなどの耐久ポケモンに引かれる、それらに鉢巻逆鱗を打ち込む立ち回りは非常に強力だが、突っ張られてめざ氷などを受けて倒されるというリスクも含んでいた。
そこでADに振り切ることでめざ氷耐性と火力を両立することで課題を解決した。
ADに振るデメリットとしてはミラーに圧倒的に弱くなることなので、裏は相手のガブリアスに強くする必要がある。そこで今回はクレセクチートと組ませることにした。ミラーで仕方なく倒されてしまったときもクチート死に出しからのじゃれつくで最悪11交換に持ち込め、また遅いガブをトリックルームによって活躍させることもできる。
この3体を基本選出として裏を考えて
・基本選出の苦手な炎全般、高火力フェアリー、キノガッサ、ギルガルドなどに強い裏択としてメガガルーラ
・耐久ポケモンを起点に展開でき、また受けループ等の特殊戦法の対抗策となる残飯みがまもスイクン
・補完としてラムHDアロー
という順番で決定した。
以下個別解説(全て理想個体と仮定)。
1.クレセリア ゴツゴツメット 図太い
サイコキネシス 未来予知 トリックルーム 三日月の舞
H227(252) B189(252) C95 D151(4) S105
HBぶっぱ
みらいよちで197-123メガガルーラの身代わり確定破壊
トリックルーム+三日月の舞でエースを再降臨させるクレセリアは、単体性能に期待せず起点にならないことを意識するべきだと思っている(脱出ボタンニョロトノと近い)。そこで三日月の舞のタイミングで身代わりを貼ってくるガルーラやボーマンダなどのためにみらいよちを採用した。
みらいよち→トリル→三日月の舞で身代わりを貼らせずにエースを降臨できる。また瞬間火力も必要だと考えサイコキネシスと両立させた。
メガバンギラスやメガギャラドスのためにくさむすびを持たせたいがKPが低いことから妥協した、しかしちょくちょく増えているという話も聞いたので少し甘い判断だったかもしれない。
相手の積みを崩せるトリル三日月舞型が起点になりやすいクレセリアで唯一強い型だと思っている。
2.クチート クチートナイト 意地っ張り
じゃれつく 叩き落とす 不意打ち 剣の舞
H157(252) A172(252) B145 D116(4) S70
HAぶっぱ
テンプレートのメガクチート、特筆することがない。トリックルームが前提なのでSには振らずぶっぱしている。
どの技も使用頻度が高く外せない、この型が完成されている印象。
3.ガブリアス 拘り鉢巻 意地っ張り
逆鱗 地震 ストーンエッジ ダブルチョップ
H185(12) A187(156) B116(4) D134(228) S136(108)
177珠めざ氷耐え
最速メガバンギラス抜き
最速キノガッサ抜き抜き
207-183スイクン逆鱗で確定2
構築の軸、ガブリアスより速い高速電気タイプに勝てるようDに割き、耐久オボンボルトロスをぎりぎり抜けるようSに振って残りはA。
基本的に初手に出して、フェアリーがおらず裏に物理受けがいる場合には逆鱗を打つ。初手クチートを読んで炎を出してくる相手が多いので有利対面が作りやすい。時にはガブリアス対面でも引く前提で逆鱗を打つ。引かれなくてもクチート死にだしで±0で抑えられる。
対面構築系統の速いポケモンが多い相手にはトリックルームから展開することもできる。しかし100族などの中速相手にはS関係がわからず安定しないので細心の注意が必要。
技構成は逆鱗地震は確定で、逆鱗を打ちたくないときのためのエッジと、身代わり意識のダブルチョップ。
4.ガルーラ ガルーラナイト 陽気
猫だまし 捨身タックル 地震 冷凍パンチ
H181(4) A177(252) B120 D120 S167(252)
ASぶっぱ
メガガルーラ、メガサーナイト、メガリザードン、ギルガルド、クレッフィ、キノガッサ、ヒードランなどクレセクチートが苦手とする相手は多いので、それらに安定して選出できる最速メガガルーラ。ジャローダがきついので冷凍ビームを採用したかったが、Aを下げるデメリットの方が大きいので無難な技構成にした。
猫捨て身が止まる耐久系統のポケモンがいるときにはなるべくクチート選出したい。グロウガルーラは軸になるポケモンで猫捨て身は補完で入るポケモンなので、選出率は多くあるべきでないと考えている。
5.スイクン 残飯 図太い
熱湯 身代り 守る 毒毒
H207(252) B154(36) C130(156) D136(4) S113(60)
163-152クレッフィの身代りを確定破壊
以前から興味があり使用してみたいと思っていたノイクン。今回配分は試験的にCに多めに振ってみたが、火力が高く起点になりにくい点が非常に使いやすかった。物理耐久がかなり低いのでゴツメスイクンと別物と考えなければならない。
クレセドランなど受け志向の構築に選出する、それ以外には受けループやクレッフィ入りはもちろん、オニゴーリやピクシーもごまかせる点が優秀だった。しかしよくいる対面構築系統やメガマンダ入りには腐ることが多いと感じた。
6.ファイアロー ラムのみ 慎重
ブレイブバード 羽休め 挑発 鬼火
H185(252) A101 B92(4) D133(252) S146
HDぶっぱ
補完での採用、対フェアリー、ゲンガー、ナットレイ、ジャローダなど辛いところを見れる。化身ボルトロスが重くなるが、基本選出がボルトに強いので選出誘導の役割も兼ねている。
スイクンと同様出すときに出せば強いポケモンだと感じた。
個別解説は以上です。
●選出
・ガブクチートクレセ
基本これ
・ガルーラクレセガブ
サナリザなどが相手で基本選出しにくいとき
メガガルーラの対面性能+トリルガブ
・ガルーラアロースイクン
受けループ、オニゴーリ、ピクシーなど害悪系に出す
●所感
クチートがじゃれつくを一回でも外したら致命傷になるのが辛く、あと常に後手後手になるので運負けしやすい点が弱みだと思った。そのためにハイリスクな読みを強いられることが多く、精神衛生上よくなかった。
解説は以上となります。
あめおふに向けていい感じの構築を作れるよう頑張ります。
今回はこの辺で・。・