実績
・第1回双剣杯(48チーム) チーム4-1→ベスト16
・第4回真皇杯
関東予選(256) 6-2→べスト32
九州予選(108) 6-2→ベスト8
関西予選①(200) 4-3
東北予選(68) 5-2→ベスト8
関西予選2(150) 4-4
東海予選(95) 2-5
オンライン予選B(21) 6-4
ラストチャレンジ(200) 4-2
第4回真皇杯お疲れ様でした。今回も運営として関わらせていただき、また多くの会場に遠征して対戦参加しました。
結果としては上記のような突出してよくはない成績となりましたが、そこそこ勝ち越しが安定していたことと、いくつかの予選で惜しいところまでいけたので記事に起こします。
以下解説。
ゲンガー | シャドーボール | 守る | 滅びの歌 | 道連れ | ゲンガナイト | 臆病 | 呪われボディ→影踏み |
霊獣ランドロス | 地震 | 岩石封じ | とんぼがえり | ビルドアップ | フィラのみ | 腕白 | 威嚇 |
カプ・テテフ | サイコキネシス | サイコショック | ムーンフォース | シャドーボール | 拘り眼鏡 | 控え目 | サイコメイカー |
ゲッコウガ | ハイドロカノン | 熱湯 | 身代わり | とんぼ返り | 水Z | 臆病 | 激流 |
ミミッキュ | じゃれつく | 影打ち | トリックルーム | 呪い | ラムのみ | 腕白 | 化けの皮 |
カビゴン | おんがえし | 炎のパンチ | 呪い | リサイクル | イアのみ | 腕白 | 食いしん坊 |
●構築のコンセプト
・「グッドスタッフ」と命名してるように現環境で数値が高く汎用性が高い(「予想外の状況への対応力が高い」とも言いかえれる)面子で固めること。
・再戦や型バレをしてもある程度戦える構成にすること。
上記の2つを意識して構築を組んだ。
●メガシンカ枠の選定
コンセプトから数値の高いメガシンカを軸に考えていくことを決定、メガシンカの選択肢はそこまで多くないので下記のように消去法を交えて選定した。
・対策必須のトップメタから外すことで地雷枠による奇襲を減らす。→ボーマンダは除外
・数値インフレをしている7世代では低速3枚で固めると過労死してしまうので、高い初速orS上昇積み技をもったポケモンを採用したい。→ガルーラ、クチート、メタグロスは除外
・再戦でも機能することを前提としてるので、情報バレで性能を損なうポケモンは採用しない。→リザードンは除外
・選出時ではわからない特殊ギミック(バトン、無限戦術、回避戦術等)に柔軟に対応できるポケモンを採用したい。
→滅びの歌持ちメガゲンガー
●基本選出の選定
まず地面技に繰り出せるポケモン、ミミッキュに繰り出せるポケモンが必要なので耐久混乱実持ち霊獣ランドロスを採用した。
次にランドロスのとんぼがえりからメガゲンガーでキャッチする動きが強く、特定のポケモンを11交換する性能が高いと感じたので、「特定のポケモンを処理してしまえば受けきられない高火力」と組み合わせたいと思った。
そこで恒常的に高火力を出せる眼鏡カプ・テテフを採用した。
(過去にカプ・テテフ+霊獣ランドロス+メガゲンガーという並びの記事を拝見して、この並び特有のいくつかの利点に感銘を受けたこともあり信頼できる並びだと思ったという経緯もある。)
次にカプ・テテフが出しにくいメガメタグロス入りや、ミミッキュ+キノガッサ+メガのような対面構築に出していくために水Zゲッコウガを採用した。
上記のようにメガゲンガー+霊獣ランドロス+カプ・テテフorゲッコウガを基本選出とした。
●補完枠の選定
ストッパーがおらず、展開された時点でゲームエンドとなってしまうことがあったのでトリックルームミミッキュを採用した。
これによりトリックルーム+眼鏡カプ・テテフという勝ち筋も生まれて立ち回りの選択肢が広がる。
最後の枠は、上5体がゲッコウガに対して怪しいので圧倒的にゲッコウガに強いポケモンを採用したいと思いカビゴンを採用した。これによって霊獣ランドロス+カビゴン+ゲンガーの並びを作ることができ選出で相手が考慮すべき選択肢を増やすことができる。
以下個別解説。
1.ゲンガー ゲンガナイト 臆病
シャドーボール 守る 滅びの歌 道連れ
H135 B101(4) C222(252) D115 S(252)
CSぶっぱ
153-106メガリザードンXにシャドーボールが94〜112(HP満タンのカプ・テテフへのフレアドライブ反動と合わせて15/16で確定)
カプ・テテフの眼鏡サイコキネシスx2+メガゲンガーのシャドーボールで残飯3回込み181-137ナットレイ確定
メガゲンガーのシャドーボールで155-131メガメタグロス確定
一般的な滅びの歌持ちメガゲンガーは耐久に振っているが今回はCSで採用。これによって上記のように鋼タイプをカプ・テテフと合わせて役割集中で突破することが可能になる。
またノーマルタイプのポケモンは基本的にメガゲンガーで処理することにしているが、滅び道連れでしか処理できないので立ち回りを間違えると1.9体分程のディスアドを得てしまうことに注意。
2.霊獣ランドロス フィラのみ 腕白
地震 岩石封じ とんぼ返り ビルドアップ
H192(220) A165 B156(252) D105(36) S111
[+1]156ミミッキュのぽかぼかフレンドタイム耐え
非常にテンプレートの型なので基本的な役割は言うまでもないだろう。
タスキを持ってS操作してくる起点作りに対して初手霊獣ランドロスのとんぼがえりから展開する動きが非常に強かった。
他にもビルドアップで決定力になれることから、ミミッキュのトリックルームから繰り出していくという選択肢もとれる。
また昔はメガボーマンダに対して強い駒だと思っていたが、恩返し+流星群で落とされることがちょいちょいあったので過信は禁物。
3.カプ・テテフ 拘り眼鏡 控え目
サイコキネシス サイコショック ムーンフォース シャドーボール
H175(236) B107(92) C168(20) D155(156) S116(4)
211メガリザードンYの[晴]オーバーヒート15/16耐え
222メガゲンガーのヘドロ爆弾耐え
222ギルガルドのシャドーボール耐え
182メガリザードンXの[固い爪]フレアドライブ15/16耐え
197メガボーマンダの[スキン]捨て身タックル15/16耐え
170ゲッコウガの波乗り+[激流]波乗り耐え
147カプ・コケコの[サイコフィールド]Z10万ボルト+10万ボルト耐え
リザードンに対しても出していけるようにDに多く割いた。これによりカプ・コケコ対面でボルトチェンジからメタグロスorギルガルドを出す動きを警戒してシャドーボールから入ることができる。
ゲッコウガと対面したらカビゴンに引くのが理想だが、カビゴンをゲッコウガ入りに毎回出す訳ではないので、ダストシュートを切ってムーンフォースを打つことがかなり多かった(予選で1回だけ打たれて1キルされた)。
後出ししてくる鋼タイプにエスパー技orシャドーボールを2回打ち込む展開が理想だが、初手などで対面してしまうとかなり苦しくなってしまうので選出がかなり重要となる。
上記の文章から悪+鋼の並びが構築段階でとても辛くなっている(例:サザンドラorゲッコウガ+メタグロスorギルガルド)のが課題である。
4.ゲッコウガ ミズZ 臆病
ハイドロカノン 熱湯 身代わり とんぼ返り
H147 A103 B108(164) C146(180) D91 S179(164)
最速メガメタグロス抜き
200キノガッサの[テクニシャン]マッハパンチ耐え
身代わりを3回張った後の216メガメタグロスの[固い爪]バレットパンチ耐え
水Zゲッコウガの水手裏剣の枠にとんぼがえりを採用した。ミミッキュ一強の今の環境では今まで以上に積極的に採用したい技だと考えている。
今回は特に増加傾向にあったキノガッサを意識して採用している。後述するがゲッコウガ+ミミッキュで襷キノガッサを見るためである。
Sラインはメガルカリオも抜く選択肢もあったが、そうすると真空波を耐えるような調整も必要になってCがかなり下がってしまうのでこのラインで妥協した。
5.ミミッキュ ラムのみ 腕白
じゃれつく 影うち トリックルーム 呪い
H145(116) A127(132) B125(108) D126(4) S135(148)
DL調整 B
恩返し 炎のパンチ 呪い リサイクル
H267(252) A130 B128(252) D131(4) S50
HBぶっぱ
B[+1]で216メガメタグロスの[固い爪]アームハンマー2耐え
[+1]200メガリザードンXの[固い爪]フレアドライブが〜243
カプ・テテフ軸に選出されやすいメガメタグロスを意識してHBに振り切った。
これによってメガボーマンダやメガリザードンXに対しても強い駒になることができた、これらのポケモンで舞って無理やり突破しようとする相手が多かったので、そういう相手に有利に働くこの配分で正解だった。
サブウエポンは上記5体がナットレイに薄すぎるので炎のパンチにした。
●選出
・カプ・テテフorゲッコウガ+霊獣ランドロス+メガゲンガー
メガゲンガーの11交換を駆使して1匹目のポケモンを通す。
・カプ・テテフ+メガゲンガー+@1
カプ・テテフ+メガゲンガーで鋼を役割集中で崩してから2匹目をメガゲンガーで11して、3匹目を対面で倒す(選出読みが重要となる)
・ゲッコウガ+ミミッキュ+カプ・テテフ
ゲッコウガのとんぼ返りからミミッキュに繋げてトリックルーム展開する。
・ゲンガー+ミミッキュ+カプ・テテフ
ゲンガーで初手を11交換してからミミッキュでトリックルーム展開する。
●弱点
・ステロ+吠える戦法
カプ・テテフの耐久調整が崩されてしまうため
・メガギャラドス
挑発でメガゲンガーが11交換できなかったり、舞アイアンヘッドでミミッキュが倒されてしまったりと安定しない。
・悪+鋼
上述参照
・HDギルガルド
カプ・テテフのシャドーボール+メガゲンガーのシャドーボールで倒せないと厳しい
・タスキめざ氷バシャーモ
霊獣ランドロスを後出しすることが多いので
●参考
構築を作るにあたって以下を参考にさせていただきました、ありがとうございます!(掲載を希望されない場合は削除させていただきます)
・Happy*Canvas 眼鏡テテフ+木の実ランドロス
http://jillpoke.blog.fc2.com/blog-entry-56.html
・有利対面はたきおす 滅ゲン軸テテフビートダウン
http://kiossamu.hatenablog.com/entry/2017/11/11/024020
・時雨絵巻 S7,8使用構築
http://densonrainy.hatenablog.com/entry/2018/04/18/121631
・ゲーム部プロジェクト 超火力で返り討ち♪激流ゲッコウガが強い!
https://www.youtube.com/watch?v=bD9m_3ayUOk&t=583s
終