第2回東海シングルフェスタ3位「トリルブルンゲル+メガクチート」(シングル)

第2回東海シングルフェスタ(80人)で使用した構築です、結果は7-2で予選通過からの3落ち→3決で勝って3位でした。久しぶりにオフで上位の成績に行くことが出来たので嬉しかったです。

オフ自体も前回と劣らないクオリティで非常に楽しむことが出来ました、主催のとげうなぎさん含めスタッフの方は本当にありがとうございました!

使用構築は以下のとおりです。

クチート じゃれつく 叩き落とす 不意打ち 剣の舞 クチートナイト 威嚇→力持ち 意地っ張り
ブルンゲル しおふき 波乗り シャドーボール トリックルーム 命の珠 貯水 控えめ
化身ボルトロス 10万ボルト めざめるパワー氷 挑発 悪巧み オボンのみ 悪戯心 臆病
ガブリアス 逆鱗 地震 岩石封じ 剣の舞 気合の襷 鮫肌 陽気
ガルーラ 秘密の力 グロウパンチ 噛み砕く 不意打ち ガルーラナイト 肝っ玉→親子愛 意地っ張り
バシャーモ フレアドライブ とび膝蹴り 剣の舞 守る ラムのみ 加速 陽気

零度スイクンが消滅したことからヤミラミ入りが増えると思い、それに強いメガクチートを使うことから構築を組み始めた。

しかし既存のポリゴン2やクレセリアから始動する構築ではヤミラミと同居している炎が重いのと、トリル要因として有名すぎて対策されきっていると感じたので、トリル始動役としてブルンゲルを選択した。シャンデラも炎タイプに強いトリル役としては有名だが、耐久が薄く弱点も多いことから襷などの持ち物で補助してやらないとトリル展開しにくいと感じて今回は採用を見送った。

ブルンゲルクチート@1を基本選出として、クチートが出しにくい時に選出する裏のメガとして次にメガガルーラを採用。
残りの面子はクチートブルン@1にもガルーラ@2にも組み込みやすく、高種族値で汎用性の高いポケモンを3匹採用した。

以下個別解説。

1.クチート クチートナイト 意地っ張り
じゃれつく 叩き落とす 不意打ち 剣の舞
H157(252) A172(252) B145 D116(4) S70
HAぶっぱ

テンプレのメガクチート、剣の舞があるメリットは非トリル下で不意打ちで縛る相手を増やせることである。
メガクチートは命中不安技であるじゃれつくを打つ頻度が高く、全抜きをするには安定しないポケモンである。なのでクチート1体に抜きを任せるのではなく他のポケモンも火力を上げて抜き性能を高めたい。
それでも外して負ける試合は対戦を重ねると出てくるので、オフのような短期決戦の場で使うのがいいだろう。

2.ブルンゲル 命の珠 控えめ
しおふき 波乗り シャドーボール トリックルーム
H199(188) B90 C149(244) D135(76) S80
HP10n-1
177ボルトロスの珠10万ボルト14/16耐え
182ガブリアスの鉢巻地震14/16耐え
222メガゲンガーシャドーボール耐え
しおふきで172-100ボルトロスを13/16で1発
シャドーボールで159-115メガゲンガーを13/16で1発
しおふきで215-136カバルドンを確定1発

今回の軸、上記で書いた通りクチート以外もできるだけアタッカー気質にしたいことからこのような構成にした。また最近はトリルを持ったブルンゲルは耐久型が多くアタッカーは読まれにくい。
持ち物は始めは弱点保険だったのだが、ボルトロスガブリアス等のポケモンブルンゲル対面で積んでくることが多いと感じて最初から火力保障がされている命の珠を採用した。
またおまけとしてHPが少ないときは珠ダメージで自主退場することができトリルと相性がいい。
しかし弱点として、種族値が低いことから被ダメ与ダメの乱数をかなり甘えてしまっているが、ブルンゲルを採用するならここは妥協すべき点だと感じた。
またガルーラが噛み砕くを持っていなければ受け出しする駒として扱える、持っていても噛み砕く入りガルーラはクチートに打点を持っていないことがほとんどなのでクチートの起点にできる。

3.化身ボルトロス オボンのみ 臆病
10万ボルト めざめるパワー氷 挑発 悪巧み
H172(140) B92(16) C158(100) D100 S179(252)

この記事のボルトロスを採用したので詳細は以下参照↓
http://d.hatena.ne.jp/nyaooshi/20151008/1444302091
オフで上位に食い込みやすいボルトピクシーの対策は必須だと考えていたことから採用した。またクチートと並んでいることから電磁波はあるだろうという心理誘導も狙っている。
初手で適当に暴れてから死に際で挑発をすることで、裏のブルンゲルが安全にトリックルームで展開することができる。
電磁波がないボルトは初めて使ったが、Sの速い霊獣ボルトと考えたら使い心地はよかった。

4.ガブリアス 気合の襷 陽気
逆鱗 地震 岩石封じ 剣の舞
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
ASぶっぱ

特筆することがないテンプレの襷ガブリアス。個人的にガブリアスとして一番強い型だと考えているので基本的にこの型を採用したい。
ガブブルンクチートと選出した場合はガブで受けを崩してクチートの一貫を作るという役割集中をすることができる。ガブをスカーフにした場合はトリルクチートで受けを崩してスカガブで全抜き〜というように順序が逆になるが、トリル下のクチートとスカーフガブではクチートの方が抜き性能が高いので私は前者の順序を押したい。

5.ガルーラ ガルーラナイト 意地っ張り
秘密の力 グロウパンチ 噛み砕く 不意打ち
H201(164) A191(228) B120 D120 S135(116)
最速キノガッサ抜き
秘密の力+不意打ちで183-115ガブリアス高乱数2発
秘密の力で207-183スイクンを高乱数3発

メガクチートは弱点が多いので、あまり頻繁に出せず裏のメガと半々の選出になると考えられる。なので裏のメガは汎用性の高い型にすべきである。またクチート展開の苦手な受け系統の構築に強くしたいので崩し性能の高いグロウパンチ型にしたい。
これらから始めは捨身・グロウ・不意・冷パンの型にしようとしたが、構築全体が低速でメガゲンガーに蹂躙される未来が見えたので噛み砕くを採用したいと考えた。そこで条件を全て満たすこの型に決定した。
1回しか選出していないが、使い勝手はとてもよくこの型で正解だったと感じた。ただ両メガともキノガッサに弱くなってしまうのが難点だが、ガルガブボルトバシャを見てキノガッサが選出しづらいだろうというのと、キノガッサ自体のKPが少ないことから妥協した。

6.バシャーモ ラムのみ 陽気
フレアドライブ とび膝蹴り 剣の舞 守る
H155 A172(252) B90 D91(4) S145(252)
ASぶっぱ

最後に採用した補完枠、ガルーラに弱くない炎タイプが条件だったのでこれを採用した。ゴツメアローも条件を満たすが個人的に信用できなかった。
襷も珠も余ってなくラムのみを持たせたが、クチートが受ける催眠技の受け先になったり、あまり警戒されないのかあくび連打される中待って全抜きするなどとても使いやすかった。


●選出
①ブルンクチート+ボルトガブバシャから@1
対厨パ、クレセドラン、カバ展開、マンダ入り
基本ブルン初手だが、マンダ入りには初手クチートしたい

②ガルーラ+ボルトガブバシャから@2
対受けル、ボルトピクシー、ポリ2クチート


・オフ中の選出
クチート ●●●●●●●●●●●
ブルンゲル●●●●●●●●●●●
ボルトロス●●●●●●
ガブリアス●●●●
ガルーラ ●
バシャーモ●●●●●●
今回も基本選出を多くすることができた。バシャの選出率が多かったのが少し意外だった。

●弱点
全体を通してそれなりには戦えるが、乱数を甘えていたり、特定の状況をガン切りしていることが多い。なので対戦回数を重ねればそこそこの成績に収束するだろう。今回はオフ全体を通して運がよかったので好成績を収めることができたが、レートなどの長期の対戦では使用したくない構築である。





解説は以上になります。


社mfにはもっと完成度の高い構築で臨みたいですね。

そしてこれが今年最後の更新となります、来年度もwatervoiceをよろしくお願いします。

では今回はこの辺で・。・