第2回真皇杯本戦以降使用してきた構築です。最近の構築の中では一番綺麗にまとまっていてとても気に入っている。
オフの結果としては
真皇杯本戦 2-5 予選落ち
第1回マスターズオフ 5-2→ベスト16
第7回関西シングルFESTA 6-2→ベスト32
となっています。
化身ボルトロス | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 電磁波 | 悪巧み | ラムのみ | 臆病 | 悪戯心 |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | 空元気 | 毒毒 | 拘りスカーフ | 陽気 | 鮫肌 |
ガルーラ | 秘密の力 | 噛み砕く | けたぐり | 不意打ち | ガルーラナイト | 意地っ張り | 肝っ玉→親子愛 |
ゲンガー | 祟り目 | ヘドロ爆弾 | 催眠術 | 道連れ | ゲンガナイト | 臆病 | 浮遊→影踏み |
ファイアロー | ブレイブバード | フレアドライブ | とんぼがえり | 寝言 | 拘り鉢巻 | 意地っ張り | 疾風の翼 |
スイクン | 熱湯 | 冷凍ビーム | 瞑想 | 眠る | カゴのみ | 図太い | プレッシャー |
前回の記事に引き続き「厨パ系統に繰り出せるガルーラ軸」を目指して組んだ。
始めに初手安定する秘密けたぐりガルーラと厨パの駒に強いスカーフガブリアスを採用したが、今回はよりミラー意識を強くするためにガブリアスを陽気で採用した。
そのため確実に先制できる安心感はあったが微妙に火力が足りず相手を落とせない課題があった。そこで、先制技で少しでも削ってからガブリアスを死に出しすればその課題を解決できるのではと思い、ファイアローを3体目に採用した。
ガルーラ・ガブ・アローの組み合わせは過去に何度も使用したが、今回は崩し要素を完全に排除している。しかし最近は秘密ガルーラの増加からゴツメ耐久ポケモンの減少の傾向が見られるのでこのような尖った軸でもありだと思った(例:厨パのスイクンがマリルリ、ニンフィア等になってるケースが多い)。
上記のように基本選出を決めて、残りの3体は崩し要素をなるべく入れたポケモンが必要と考え、悪巧みボルト、催眠メガゲンガー、瞑想スイクンを採用した(理由は後述)。
以下個別解説。
1.化身ボルトロス ラムのみ 臆病
10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 悪巧み
H172(140) B92(16) C158(100) D100 S179(252)
200ガブリアスの逆鱗耐え
[+2]10万で163-152クレッフィ確定2
威張る自傷+[+2]イカサマ耐え
基本選出の辛いカバルドン入り、威張る系統などへのメタとして採用。
挑発ボルトでも同様の役割を果たせるが、メガゲンガーとのシナジーを生むポケモンが少ないので電磁波は切れず、また崩し性能も必須だったので悪巧みも切れなかったことからこのような型となった。
これによって毒ボルトロスにも隙を見せないのが偉い。
2.ガブリアス 拘りスカーフ 陽気
逆鱗 地震 空元気 毒毒
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
ASぶっぱ
ASリザXを毒ダメ(1/16)+サメ肌ダメ+191祟り目で確定
陽気スカーフガブリアスは汎用性が非常に低いが、ガルガブ構築のミラーが頻発する環境でのみ強力な駒となる。
また意地っ張りと違ってストーンエッジでボルトロスを落とせないので今回は不採用とし、鬼火や熱湯に繰り出せるよう空元気を採用した。これにより毒ボルトロスにも命中安定技を連発できるので身代りを残されるリスクをなくせる(参照:http://d.hatena.ne.jp/nyaooshi/20160117/1453035456)。
正直自由枠なので命中不安技に抵抗がない人はエッジでもいい。
スカーフガブの毒毒については前記事参照。
3.ガルーラ ガルーラナイト 意地っ張り
秘密の力 噛み砕く けたぐり 不意打ち
H181(4) A192(236) B144(188) D121(4) S130(76)
192メガガルーラの親子愛けたぐり耐え
192メガガルーラの親子愛秘密の力+不意打ち耐え
けたぐりで181-121メガガルーラ確定
けたぐり+不意打ちで185-151メガガルーラ確定
これも前記事参照、ABガルーラのSをミラー意識で上げるのは誰しも考えうることなので、125前後まで上げてくる相手をまとめて抜けるようここまで上げた。
また初手ミラーで猫だましを打たれた場合、ダメージ量から計算して意地なら秘密持ち読みつっぱ、陽気なら捨て身ガブ引きという多少思い切った行動をするので、意地っ張りでSがこちらより速い猫+捨て身orけたぐり持ちは完全に切っている。
また最近たまに見るAB基調のねこすてみガルーラはけたぐり+捨て身反動で落とせるので11交換にとどめることができる。
4.ゲンガー ゲンガナイト 臆病
祟り目 ヘドロ爆弾 催眠術 道連れ
H159(188) B115(116) C191(4) D116(4) S192(196)
メガ前
260メガヘラクロスのロックブラスト高乱数耐え
最速ガブリアス抜き
メガ後
157-101メガゲンガー(A200ガブリアスの逆鱗耐え)を一発の攻撃を高乱数で耐え
最速ゲッコウガ抜き
テンプレ―トの型。道連れ、催眠術という最強のごまかし技のおかげであらゆる相手に繰り出せるので、こいつほど補完にすぐれてるメガはいない。
前記事から使ってきて感じたのが、ヘドロ爆弾がないとフェアリーや草に催眠から入らないといけないので、選出回数が多いのが想定されるなら汎用性重視でヘド爆は入れるべきということ。
またメガゲンガーは面倒な相手を11交換できるだけで十分役割があるので、催眠術を外してもそこまで問題はない、しかも当たれば猛烈なアドバンテージなので最強の技。
5.ファイアロー 拘り鉢巻 意地っ張り
ブレイブバード フレアドライブ とんぼがえり 寝言
H179(204) A146(252) B91 D89 S153(52)
172メガクチートのちからもち叩き落とす耐え
Aぶっぱ
準速メガガルーラ抜き
愛用している鉢巻アロー、今回はキノガッサ(特に剣舞型)の増加を考えて寝言を採用している。トリル下でメガクチートと対面させてフレアドライブで倒すために耐久は切れない。
ガルーラ・ガブ・アローと選出したときにガルーラが倒れた後どちらを先に出すかは相手の選出をよく読んで決めたい。例としてゲンガーガルーラ交換の後、相手ボルトロスこちらガブリアス出しだった場合、後ろがガブリアスが想定されるのでボルトにファイアローを後出ししてガブリアスを温存するという立ち回りをしたりもする。
6.スイクン カゴのみ 図太い
熱湯 冷凍ビーム 瞑想 眠る
H207(252) B176(196) C114(28) D136(4) S109(28)
C[+1]冷凍ビームで184-101ボルトロスをオボン込み確定2
ゴツメスイクンがあまり強くないのと、崩し要素が欲しいことから瞑想スイクン。キノガッサやボーマンダ意識で前回と異なりスタンダードな型に変更した。
●選出
・ガルガブアロー
対厨パ
・ガルガブスイクン
対ガルクレセ
・ゲンガーアロー@1
対クチート入り
・ボルトゲンガー@1
対カバルドン入り
・ボルトガルーラ@1
対ボルトゴーリ
・ゲンガーガブスイクン
対受けループ
●雑感
オフ特化した構築なのでレートであまり勝てない気がする、あと後発にゴツメスイクンを温存されるだけで負けてしまうのでまだまだ完成度が足りないと感じた。
しかし今まで多く組んできたガルガブアロー軸の中で一番いいものが作れてとても満足している。
解説は以上です。
第2回真皇杯に運営として今年も携わることができ、また本戦に勝ちあがることができてとても嬉しかったです。来年こそは真皇を目指して今年も精進していこうと思います。
それでは今回はこのへんで・。・