6世代では勝つことを第一目標として、ガルーラを軸に添えた対面構築をメインに多くの構築を作ってきました。今回の構築がその集大成となります。
結論パというには結果がお粗末ですが、それなりの完成度にはなっていると思っています。
結果
めーぽけオフ 5-1→ベスト16
ぽわおふ 6-0→優勝
あめおふ 5-3→予選落ち
BCS 4-4→予選落ち
追記
11/17 突発(32人) 準優勝
以下解説。
化身ボルトロス | 10万ボルト | 身代わり | 守る | 毒毒 | 残飯 | 図太い | 悪戯心 |
ガブリアス | 地震 | 岩石封じ | ステルスロック | 吠える | ゴツゴツメット | 腕白 | 鮫肌 |
ガルーラ | 猫だまし | 秘密の力 | 炎のパンチ | 不意打ち | ガルーラナイト | 意地っ張り | 肝っ玉→親子愛 |
ゲンガー | シャドーボール | 身代り | 滅びの歌 | 道連れ | ゲンガナイト | 臆病 | 浮遊→影踏み |
ファイアロー | ブレイブバード | フレアドライブ | 剣の舞 | 羽休め | オボンのみ | 意地っ張り | 疾風の翼 |
ゲッコウガ | 波乗り | 冷凍ビーム | 悪の波動 | 草結び | 拘り眼鏡 | 臆病 | 変幻自在 |
メガガルーラ軸を使うにあたって課題になるのが物理受けの処理である(クレセリア、カバルドンetc..)。
これらの対策として特殊高火力の採用があるが、それらは低速〜中速故に相手のメガガルーラに隙を見せるポケモンが多い(サザンドラ、ニンフィアetc..)。
そこでガルーラに行動保障のある特殊高火力である眼鏡ゲッコウガに着目した。ガルーラよりSが速いこと以外にも、悪タイプなので不意打ちに耐性がある点が優秀である。さらに技範囲がとても広いので、対面構築で苦手にしやすいボーマンダ入りや、カバルドン入りに基本選出で強く出れる。
ガルーラ+ゲッコウガを確定としたとき、次に相手のガルーラに後出しできるクッション要因が欲しい。
この枠はカバルドンが一般的だが、砂ダメージで自身の耐久を下げてしまうことや、カバルドンが苦手な相手がハッキリしすぎていることから採用しなかった。
そこでゴツメガブリアスを3体目に採用。ガルガブゲッコウガを基本選出に添えた。
ガルガブスイクンやガルカバゲッコウガという既存の並びからわかるように、ガル+地面+水の並びは最低限のサイクル性能を保持していて強力である。
具体的にはガブ→ゲッコウガの交代によって電磁波を被弾せずにゲッコウガを降臨できたり、ボルトロスのめざ氷にむりやり後出しすることができる。さらにラムゲッコウガが有名なので電磁波持ちとの対面でもある程度抑制できる。
一見スカーフガブリアスが非常に重そうに見えるが、3匹ともスカーフガブリアスに対して行動保障を持っており、そもそもガブリアスのスカーフが急激に減少してゴツメ・襷環境になっていることから問題ないと感じた。
余談だが半年くらい前からガルガブゲッコウガの並びは考えていて、スカーフガブリアスが減少するタイミングを伺っていたので最後に使用できてよかった。
そして、この基本選出が苦手な相手としてフェアリー、草、格闘などが挙げられるので、4体目にファイアローを採用。
ハメ・回避戦術への耐性として5体目に滅びメガゲンガーを採用。
最後に滅びメガゲンガーで埋めれない穴を埋めれて、十分な汎用性を持ったポケモンとして毒みがボルトロスを採用。
以上のように6体が確定。ガブリアスのゴツメ・サメ肌・ステロで相手を削って、ガルーラかゲッコウガで上から縛っていくというコンセプトである。
基本選出が強力でほとんど選出することができ、6体通して命中も安定したものにできて満足している。
以下個別解説。
1.化身ボルトロス 残飯 図太い
10万ボルト 身代り 守る 毒毒
H179(196) B132(236) C146(4) D101(4) S140(72)
H16n+3
ミラーをある程度抜けるS
残りB
最後に入ってきた枠、クレッフィやボルトゴーリ入りに選出する。
害悪戦法のみを見るなら最速一択だが、同居してるガルーラガブリアスなどの裏選出にも保険をかけるために図太いB振り。
ボルトロスの型として今一番強い型だと思うが、命中不安定技に依存した型であるので主軸に置きたくないというのが個人的な意見。
2.ガブリアス ゴツゴツメット 腕白
地震 岩石封じ ステルスロック 吠える
H207(188) A151(4) B156(212) D106(4) S135(100)
最速キノガッサ抜き
177メガガルーラの親子愛冷凍パンチ196〜234
194メガガルーラの親子愛秘密の力確定2耐え
200ガブリアスの逆鱗耐え
今流行りの型なので特筆することはないが、毒毒の枠を吠えるに変更している。
バシャーモに役割を持てる数少ないポケモンなのに、バシャーモのバトンギミックに対応できないことがとても非効率だったからだ。そもそもゲッコウガが相手の展開したポケモンに無力であるので、構築上相手を展開させないことに重点を置く必要がある。
また外しが嫌いすぎて封じではなく逆鱗を採用していたこともあったが、逆鱗を打って相手の展開を許してしまうデメリットの方が大きかったので素直に封じを採用した。
初手ガルガル対面では必ず後出しし、相手のガルーラを7/12削れれば役割終了とする。接触技への後出し一回で役割を遂行できるので、腐ることが少ない。
秘密の力も2耐えできるので、もし打たれた場合は地震で削って退場する。こちらのガルーラが大抵の秘密ガルーラの上を取るSまで伸ばしてるので、上から猫秘密で縛る事ができる。
またガルガル対面→ゴツメガブ引きの崩し方で一番有効的なのは無邪気ガルーラの素猫+メガシンカ冷凍ビームである。これをされたらなすすべもないが、まだ広まりきってないと考えていたのでこの時期まで使用していた。逆に考えればそろそろ寿命だろう。
3.ガルーラ ガルーラナイト 意地っ張り
猫騙し 秘密の力 炎のパンチ 不意打ち
H185(36) A192(236) B121(4) D133(100) S137(132)
151ガブリアスの地震+[親子愛](猫だまし+秘密の力)で197-135メガガルーラ確定3
194サザンドラの眼鏡流星群命中込83%耐え
D11n+1
大体の秘密ガルーラを抜けるS
ゴツメガブリアスで削った相手を上から縛るというコンセプトなので猫だまし+不意打ち型。
またゴツメポケモンに突っ張って殴る選択肢がないと不便だったので秘密の力を採用。4枠目は範囲を考えて素直に炎のパンチ。
ガルーラはミラーを考慮してB振りにするのが一般的だが、今回のコンセプトからすると削れたガルーラを上から確実に縛ることが目標なのでSを優先的に振った。その場合ガルーラからの技被弾を考える必要がなく、逆にサザンドラやウルガモスなどの特殊高火力との初手対面に安定するようにDに残りを振った。
ここまでSに振ると最近多いHB基調のガブリアスやウルガモスに先制できる。Bが低いので鉢巻ガブリアスに不利になってしまうが、ゲッコウガが選出で圧力をかけているので出てきにくい。
4.ゲンガー ゲンガナイト 臆病
シャドーボール 滅びの歌 身代り 道連れ
H159(188) B101(4) C191(4) D123(60) S200(252)
191メガゲンガーのシャドーボール14/16耐え
200ガブリアスの逆鱗最高乱数以外耐え
これも有名な型なので特筆することはない。
また、途中までは猫の手戦法やあくびループを警戒して
シャドーボール 寝言 滅びの歌 道連れ
H135 B101(4) C222(252) D115 S200(252)
*シャドーボールでHBカバ確定2
というのを使用していた。しかしトリックルームパーティに対してトリルターンを稼げる方が汎用性が高いと考えて最後はテンプレに戻した。
そもそも猫の手やあくびを使うポケモンはドリュウズなどと組まれていることが多く、ゲンガーがそもそも出しにくいという理由もある。
5.ファイアロー オボンのみ 意地っ張り
ブレイブバード フレアドライブ 剣の舞 羽休め
H168(116) A144(236) B111(148) D89 S146
H4n
オボン込み192メガガルーラの[親子愛]秘密の力+不意打ち耐え
オボン込み177メガガルーラの[親子愛]捨て身タックル耐え
ステロ→オボン回復→[+2]メガルカリオの神速耐え
メガクチートの叩き落とす[持ち物無し時]76〜90
補完での採用、ファイアローの対策が猫だまし、神速などの先制技、ステルスロック、自身のブレイブバード反動などがメインであったことから、オボンのみが有用だと判断して採用したところ、上手くいく試合が多かったのでそのまま決定した。
ガブリアスの苦手な秘密ガルーラに対して展開でき、麻痺したときの相手の先制不意打ちに対するリスク管理もしている。
またオボンのみを見ると羽休めを切ってると判断する人が結構いたのか、択ゲーで羽休めの成功率が高かったように思う。
ガルーラ対面で剣舞を押すことが多いので、相手の交代読み交代を逆手に取って有利展開に持ち込むことが多かった。
6.ゲッコウガ 拘り眼鏡 臆病
波乗り 冷凍ビーム 悪の波動 草結び
H149(12) B106(148) C143(156) D92(4) S182(188)
200ガブリアスの逆鱗耐え=200キノガッサのテクニマッパ耐え
146ファイアローの珠ブレイブバード耐え
最速ジャローダ抜き
眼鏡波乗りで161-126ウルガモスに174〜
眼鏡草結びが181-121メガガルーラに102〜120
構築の軸、ゲッコウガというよりはスカーフサザンドラのイメージが近いだろう。
いわゆる信用可能ゲッコウガ(http://aegispoke.blog.fc2.com/blog-entry-242.html)の配分のSを上げてCを下げた形、これにより多くのポケモンに行動保障を持つことができる、Cを下げて明確に困る相手も思いつかないので、眼鏡ゲッコウガの配分はこれが結論だと思っている。技構成もこれ以外にありえない。
ボルトロスやクレセリアと対面したガブリアスからゲッコウガに引いて有利対面を作る動きが非常に強力である。他にもガブリアスのステロ吠えるによる補助からの全抜きという形もできる。
少しでも削れてたら高速アタッカーに勝てなくなってしまうので、ガルーラかゲッコウガどちらかを削らないように立ち回る必要がある。
個別解説は以上です。
●選出
ガルガブゲッコ
基本選出、これが7割以上。対面やガルクレセ、ガルカバ、マンダ入りなど幅広く出せる。
ガルガブアロー
草、フェアリー、格闘などゲッコウガが苦手な相手に選出。
ガブ・ボルトに弱めになる
ゲンガブゲッコ
滅び展開がないと崩せない相手に選出、ゲンガーが起点になりやすいので選出するときは注意する。
ゲンアロー@1
トリックルーム展開、ルカリオ展開に対して選出。
ボルトゲンガー@1
ハメ、回避、受けループなどに選出。
●弱点
ポリゴン2、バンギラスを崩せるポケモンが少ない。上手く滅びゲンガーでキャッチするしかない。
次にスカーフ馬鹿力持ち(ランドロス)が重い。
解説は以上です。
後半の結果は失速してしまいましたが、最後に自分が満足いく構築ができてよかったです。
またORAS最終構築と言ってますが、ラストのオフは少し楽しい系の構築を使いたいことから対面構築(勝つことに重きをおいた)での最後という意味を込めてます。
もうすぐ6世代も終わりですが最後まで楽しみたいと思います。
今回はこの辺で・。・