第3回真皇杯予選前半使用構築「毒ゲッコウガ+メガガルーラ」
横浜国立大学学祭大会(48名)
3-2抜け→優勝
真皇杯関西予選1(250名)
7-2抜け→ベスト8
真皇杯東北予選(56名)
4-2落ち
真皇杯関東予選(270名)
5-3落ち
多数のメガ解禁によって勝ちづらくなると予想したので公開。
以下解説。
ガルーラ | 猫だまし | 捨て身タックル | 炎のパンチ | 不意打ち | ガルーラナイト | 陽気 | 肝っ玉→親子愛 |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | 岩石封じ | 炎の牙 | 拘りスカーフ | 陽気 | 鮫肌 |
クレセリア | サイコキネシス | 身代り | 毒毒 | 月の光 | エスパーZ | 穏やか | 浮遊 |
ミミッキュ | じゃれつく | シャドークロー | 影打ち | 剣の舞 | ゴーストZ | 意地っ張り | 化けの皮 |
ゲッコウガ | 熱湯 | 身代り | 毒毒 | 守る | ウイのみ | 臆病 | 変幻自在 |
霊獣ボルトロス | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 悪の波動 | 悪だくみ | マゴのみ | 控え目 | 蓄電 |
効率的に強い構築を組むために、現環境で一番強いポケモン(=ミミッキュ)に強いポケモン(=メガガルーラ)から組み始めた。
そして6世代と比べて絶対的な強みのなくなったメガガルーラの7世代としての長所を考えたところ、猫だまし+不意打ちの縛り性能だと感じた。
そこで猫だましとのシナジー+苦手な数値受けの処理として毒毒撒きと組み合わせることにした。
メガガルーラが技の性質上テンプレートの型になるので、毒毒撒きにある程度初見殺し性能が欲しい。
そこで過去に単体考察していた毒毒ゲッコウガと組み合わせることにした。
・ゲッコウガが隙を見せるコケコ、スカーフ電気に強いスカーフガブリアス
・ガルーラ+ガブリアスのような対面的な並びと相性のいいZミミッキュ
・ガルーラの辛い格闘を見れて、毒毒撒き2のクレセリア
・ここまででサイクル構築が辛いのと、ゲッコウガと電気の対面での引き先が更に欲しいので悪だくみ霊獣ボルトロス
を採用した。
以下個別解説。
1.ガルーラ ガルーラナイト 陽気
猫だまし 捨て身タックル 炎のパンチ 不意打ち
H181(4) A177(252) B120 D120 S167(252)
ASぶっぱ
猫騙し+不意打ちを採用するとき相手のグロウガルーラのストッパーも任せたいので陽気最速。
最大打点の捨て身タックルを次に採用し、相手の構築に高確率でいる鋼への打点として最後に炎パンチを持たせた。
メガボーマンダの起点になってしまうのでマンダ入りに選出するときは注意が必要。
猫捨て身よりは猫不意で相手を縛っていく立ち回りをする。
2.ガブリアス 拘りスカーフ 陽気
逆鱗 地震 岩石封じ 炎の牙
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
ASぶっぱ
メガゲンガー、カプ・コケコ、ボルトロス、ロトム、ジャローダなどが仮想的。霊獣ランドロスよりもサイクル性能は落ちるが攻めの性能は特化している。対面的に殴っていくメガシンカのガルーラと相性がいい。
しかしフェアリー環境なので逆鱗で拘れる試合は多くなく、選出率も控え目だった。
ストーンエッジではなく岩石封じの理由はイーブイバトンに対して後出しから岩石封じ連打するという役割を持たせてるため。
3.クレセリア エスパーZ 穏やか
サイコキネシス 身代り 毒毒 月の光
H227(252) B140 C116(164) D165 S117(92)
Hぶっぱ
Zサイコキネシスで187-125メガヘラクロス14/16で1発
残りS
222メガゲンガーの祟り目2耐え
鋼の除く耐久ポケモン全般、メガヘラクロス、バシャーモ、メガゲンガー+ステロ+欠伸の対策。
毒毒の削りを蓄積させるための身代り持ちクレセリアの役割を考えたときに、毒みがの役割対象の耐久ポケモン+一般的なクレセリアを崩してくる特殊高火力(メガゲンガーetc..)に特化させたかったので穏やかを採用。またメガゲンガーでキャッチして処理するという相手の認識を利用して、確実に1発で落とせるエスパーZを持たせた。
Z持ちは確実に発動させるため行動保障持ち(高耐久、化けの皮、頑丈、高速etc..)に持たせるのがいいと思っているので、クレセリアの採用はいい感触だった。
代わりにHBの数値が低く、例として233メガバシャーモのフレアドライブで2発で落ちてしまうので物理に出す時は注意が必要。
4.ミミッキュ ゴーストZ 意地っ張り
じゃれつく シャドークロー 影打ち 剣の舞
H131(4) A156(252) B100 D125 S148(252)
ASぶっぱ
テンプレの剣の舞ミミッキュ、構築に炎がいないので鋼への打点のために妖精ZではなくゴーストZ。初手に置くと威嚇持ちやトンボルチェン持ちと対面しやすいので後発に置く方が強い。
フェアリーZと違ってメガボーマンダの起点になってしまうのでマンダ入りに選出するときは注意が必要。
対面志向のミミッキュはサイクル志向のクレセリアと同時選出したくなる時はほぼ無いので、Z被りで困ることはほぼなかった。
5.ゲッコウガ ウイのみ 臆病
熱湯 身代り 毒毒 守る
H157(76) B118(244) C123 D91 S182(188)
最速ジャローダ抜き
・守る→猫だまし→毒毒→194[親子愛]捨て身→イア発動→守る→何か→みがわり→[親子愛]捨て身(確定耐え)→守る→熱湯
上記のフローで194猫捨て身ガルーラを処理可能
・守る→ムンフォ→ムンフォ→毒→ムンフォ→身代り→守る→ムンフォ→ムンフォ→熱湯→守る
上記のフローで182スカーフテテフを処理可能(同様のフローでエナボから入ってくるスカーフシャンデラも処理可能)
・身代り→Zなんか→毒→じゃれつく→守る身代りxn
上記のフローで156ミミッキュを処理可能
構築の軸、有利対面がはっきりしているので交代際に身代りからのハメがしやすい。そして必中毒毒なので安心して連打できる。
また草技、フェアリー技を誘うので、毒毒を打ってタイプを変化させることでそれらが受けやすくなる。他にもブラッキーのシンクロを無効化する、ポリ2やクレセの後攻の毒を無効化するなど毒タイプに変化するメリットは大きい。
ノーマルタイプへの変化も、ミミッキュの影打ちを無効化できるという重要な役割を持っている。
また残飯でなくウイのみを持たせることで
①持ち物を隠せるのでZの可能性を相手に捨てさせない
②1〜8ターンまでは残飯よりも回復効率がいい
というメリットがある。
例えば毒毒を打った後に相手の高火力で9割削れた時に、残飯と違い1ターンで5割回復できるので、その後のみがまもで十分毒を蓄積できる。このゲッコウガに限らず、1/2回復の実は身代りと非常に相性がよく、オボンのみよりも残飯の上位互換といえる。
技は熱湯が一番無難だと思うが、構築によってはめざめるパワー炎などもありだろう。
自分が食べ残しを持ってると思い込んでいる精神異常ゲッコウガ。
6.霊獣ボルトロス マゴのみ 控え目
10万ボルト めざめるパワー氷 悪の波動 悪だくみ
H169(116) B111(164) C182(4) D101(4) S149(220)
最速ミミッキュ抜き
233メガバシャーモのフレアドライブ耐え
仮想敵がボーマンダ、テッカグヤ、カプ・レヒレ、カプ・コケコ、霊獣ランドロス等なので臆病ではなく控え目を採用。
また霊獣ボルトロスの対策としてフシギバナ、ヌケニン、ヒートロトム等がいるので、それらを意識して気合玉の枠は悪の波動にした。これによってスキルスワップクレセリアにも強くでれる利点がある。
持ち物はオボンのみの方が汎用性が高いが、ラッキーに対して行動回数を増やすためにマゴのみを採用している。
●選出
・基本選出
ゲッコウガ+メガガルーラ+1
ゲッコウガは基本初手に出す、ミミッキュがいる時は99%メガガルーラ選出。
+1はミミッキュ、ボルト、クレセは均等に、ガブは選出控え目
・対コケコマンダ
ゲッコボルト+1
・対雨
ゲッコ+ガルorミミッキュ+1
ゲッコウガペリッパー対面はとんぼ返りを打ってくるので身代りで耐えた後に毒でハメる。
・対受けループ
ゲッコボルト+1
●雑感
ゲッコウガが8〜9割初手選出で、かなりの試合でアドを取ることができた。しかし初手コケコに対する処理が甘く、そこを突かれて負ける試合がいくらかあった。
またゲッコウガが有利な対面で身代りを張って展開することを想定しているので、無理やり突っ張られると速攻負けに繋がる。
そして新たな解禁要素であるメガバシャーモ、メガバンギラスはほぼ無理である。
●QR
https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/BT-2B0A-4A13
解説は以上です。
真皇杯も後半戦ですが諦めることなく頑張って行こうと思います。
では今回はこの辺で・。・