第5回真皇杯使用「役割集中特化リザグロス」

第5回真皇杯オンラインA-3予選抜け→A-Final 3-2予選落ち

Haze-Final 7-0予選抜け→ベスト16

第5回真皇杯地方予選ブロック3~4位多数

シーズン17 1850ちょい

 

真皇杯期間中ポケモンに中々取り組めずこの形に落ち着いたのもオンライン予選A-Final頃なので、「真皇杯使用」と名打つのも違和感がありますが、期間中ずっとこの並びを考えていたこともあってこのタイトルにします。

 

以下解説。

 

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メタグロス アイアンヘッド バレットパンチ 雷パンチ アームハンマー メタグロスナイト 陽気 クリアボディ→固い爪
リザードン フレアドライブ 逆鱗 ニトロチャージ 剣の舞 リザードナイトX 意地っ張り 猛火→固い爪
ミミッキュ じゃれつく 影打ち 呪い 剣の舞 ミミッキュZ 意地っ張り 化けの皮
霊獣ランドロス 地震 めざめるパワー氷 馬鹿力 剣の舞 気合の襷 無邪気 威嚇
カプ・レヒレ 波乗り ムーンフォース 冷凍ビーム トリック 拘りスカーフ 控え目 ミストメイカ
カビゴン やつあたり 種爆弾 炎のパンチ 腹太鼓 フィラのみ 意地っ張り 食いしん坊

●構築経緯

私はよくメガシンカ枠としてメガボーマンダを使用していたが、私の好む戦法である『交代をなるべくせず殴り続ける』ことにはアンマッチなのではないかと思っていた。

メガボーマンダはサイクルの中で輝くポケモンであるという偏見があったため

 

そこでメガシンカ枠で上位として評価されているメガメタグロス+メガリザードン(以下リザグロス)という並びに関心を持ち、そこから構築を組むことにした。

 

メガシンカ枠の使い分けについて

ガリザードンは不意のステルスロックや岩石封じなど想定外要素に弱く安定しないが、それらを踏まえても特定の構築に高い性能を発揮できるピーキーな性能を持つ。

なので基本的にメガメタグロスを選出することから考え、特定構築に対してはリザードンを選出する。

 

●役割集中について

本記事では『相手のポケモンAの仮想敵であるポケモンB,Cを用いて、BでAを疲弊させてCを通すこと』を役割集中とする。

この並びは物理アタッカーが多い見た目となっていることからかなりの確率で物理受けが選出される。それらを先発で処理することで後発の物理アタッカーを通すことを目標に立ち回る。

 

以下個別解説。

 

1.メタグロス メタグロスナイト 陽気

アイアンヘッド バレットパンチ 雷パンチ アームハンマー

H169(108) A188(180) B170 D130 S173(220)

156ミミッキュの[+2]シャドークロー耐え

準速メガボーマンダ抜き

 

決勝トーナメントの本戦権利圏内まで勝ち上がるにはその日中にメインウエポンを7,8回は打つことが予測される。思念の頭突きを採用した場合それらが全て当たる確率は50%を切る。命中率だけでここまでの不確定要素を抱えたくなかったのでアイアンヘッドを採用。

これによりミミッキュが仮想敵となり、多くのミミッキュに対面で勝てる型が求められバレットパンチの採用と陽気が決定。耐久ゴーストZには勝てないが、陽気襷に勝つことを優先した。

また構築の見た目が水の一貫が強く、水タイプのポケモンが選出されやすいことから雷パンチを採用。

4枠目の技を考えるにあたって、『リザードンを選出する並びに入っているポケモンに打つ技』を入れても仕方ないと思い、①カバマンダコケコガルド②ウルガモス入り③グロスヒトムレヒレ、などに対して有用な地震、岩雪崩(岩石封じ)、草結び等は選択肢から除外、結果的に処理に困りやすいカビゴンナットレイなどへの打点としてアームハンマーとした。

 

2.リザードン リザードナイトX 意地っ張り

フレアドライブ 逆鱗 ニトロチャージ 剣の舞

H153 A200(252) B132(4) D105 S152(252)

ASぶっぱ

157-224ドヒドイデを[+2]逆鱗で確定1

 

ランドロスが後出しを出来る型じゃないので電気に対する耐性が著しく低いこと、メガメタグロスが崩し性能に欠けることからYではなくXの採用。

崩しを行うにあたって意地っ張り+剣の舞型でないと足りない場面が多かったのでシンプルに有名なこの型にした。

選出した時にはかなり強気に立ち回ると吉な場面が多い印象、フェアリーに逆鱗を打つことも普通にあった。

 

3.ミミッキュ ミミッキュZ 意地っ張り

じゃれつく 影打ち 呪い 剣の舞

H149(148) A143(156) B125(196) D126(4) S117(4)

233メガバシャーモフレアドライブ15/16耐え

[+2]ぽかぼかフレンドタイム+[+2]影打ちがB151カミツルギに145~

 

この型も何度も使用しているので特筆することがない。

呪いという技の汎用性が高すぎる。ここまでプレイングの幅が広がる技もなかった。

初手で削りを行ってもいいし、後発でストッパーになってもいい、まさに万能駒。

 

4.霊獣ランドロス 気合の襷 無邪気

地震 めざめるパワー氷 馬鹿力 剣の舞

H164 A197(252) B110 C126(4) D90 S157(252)

ASぶっぱ

[+2]馬鹿力で181-201ナットレイを14/16で1発

 

剣の舞+馬鹿力ランドロスが崩し枠として強いとずっと思っていたが、水タイプと対面したときに一方的に縛られるのが嫌だったので気合の襷を持たせた。

この並びのランドロスは耐久型が多いので、初手の襷剣舞型で不意をつける。

またランドロスに一番後出しされやすかったのがランドロスだったのでめざめるパワー氷を持たせた。

これによりギャラドスリザードンに対して選出し辛くなるかなり大きいデメリットがあるが、それを超えるメリットがあると判断した。

 

5.カプ・レヒレ 拘りスカーフ 控え目

波乗り ムーンフォース 冷凍ビーム トリック

H145 B136(4) C161(252) D150 S137(252)

CSぶっぱ

 

補完枠、催眠戦法へのごまかしと全体的なSの底上げのために採用。しかしミミッキュや鋼に大きく隙を見せるので選出率は控え目。

またトリックは使うタイミングが難しいと言われる事が多いが、メガシンカ枠やZ技枠は耐久よりはアタッカーの割合が高いので、そのようなポケモンを何の情報も無いカプ・レヒレに後出しすることはリスクを伴う。なのでトリックは情報を出していない序盤に打つことが多く、成功率も高かった。

 

6.カビゴン フィラのみ 意地っ張り

やつあたり 種爆弾 炎のパンチ 腹太鼓

H236(4) A165(156) B110(196) D131(4) S69(148)

4振りカバルドン抜き

H2n

A11n

A70ペリッパーのとんぼがえり+222メガラグラージの馬鹿力超高乱数耐え

215-187カバルドンを[+6]種爆弾で15/16で1発

157-224ドヒドイデを[+6]やつあたりで確定1発

 

一般的な腹太鼓カビゴンの4枠目に種爆弾を採用することで「ヌオーの突破手段」、「岩タイプへの打点」、「やつあたり以上捨て身タックル以下のカバルドンへの打点」が手に入る。

またノーマル技を打つであろうタイミングでミミッキュ引きをしてくる相手に対して有用である。

 

 

解説は以上です。

 

●選出

・ランド+メガ+ミミッキュ

メイン選出、襷+メガ+Zミミッキュの並び

・ランド+リザードンカビゴン

対サイクル構築、バシャーモがいるときはカビゴンミミッキュ

・レヒレ+@2

相手の催眠戦法へのごまかし、序盤でミストフィールドを展開することに大きなメリットがあるとき(欠伸持ちや鬼火持ちに対してカビゴンを展開したいなど)

リザードンメタグロス+@1(←重要)

ミミッキュキノガッサのような並びに対してはメタグロスを出したい&非メガリザードンで役割を十分果たせるのでメガ両選出を行う。もちろんハイリスクな選出なので慎重に分析してする必要がある。

 

●雑感

基本的にメガメタグロスを選出することから考えるが、上位構築にはメガリザードンを選出することが多く、結果的に上に行けば行くほどメガリザードンの選出率が増えていくように思えた。

 

 

解説は以上です。

 

7世代ももう終盤ですがまだまだ出るオフが多くあるので、心残り無く8世代を迎えられるよう色々考えていきたいと思います。

また今回の真皇杯はこれまでと違い総主催という立場から対戦、運営を行ってきました。大変だったことも多くありましたが、終わった後の参加者からの”楽しかったです”の言葉が心地よく、プレイヤーとしては未熟な結果でしたが運営面では大きなことを成し遂げた高揚感でとても満足できました。

今回はまだまだ未熟な主催でしたが、次回はもっともっと魅力的な大会にできるよう精進して、かつプレイヤーとしての自分と両立していくことが目標です。ポケモンオフライン環境を盛り上げていきたいというモチベーションを抱えて8世代に向けて歩んで行きたいと思います。

最後に、オフ運営に興味が沸いているがやり方が解らない人、もしくは大きなオフの運営に携わってみたいという方がいましたら気軽に声をかけてください。自分にできる範囲でサポートしようと思います。

 

長くなりましたが、今回はこの辺で。