31-11 1768(59位)
バドレックス(黒馬上) | アストラルビット | サイコショック | リーフストーム | 悪巧み | 気合の襷 | 臆病 | 人馬一体 |
カプ・レヒレ | 自然の怒り | トリック | 霧払い | 挑発 | 後攻の尻尾 | 図太い | ミストメイカー |
ミミッキュ | じゃれつく | ゴーストダイブ | 影打ち | 剣の舞 | 命の珠 | 陽気 | 化けの皮 |
霊獣ランドロス | 地震 | 岩石封じ | とんぼがえり | ステルスロック | オボンのみ | 腕白 | 威嚇 |
霊獣ボルトロス | 10万ボルト | ボルトチェンジ | ヘドロウェーブ | 悪の波動 | 突撃チョッキ | 控え目 | 蓄電 |
エースバーン | フレアドライブ | 飛び膝蹴り | とんぼがえり | アイアンヘッド | 拘りスカーフ | 陽気 | リベロ |
特性や種族値の面で非常にアグロな性能を持っているバドレックス(黒馬上)を使いたく思い、そこから構築を始めた。
*以下黒バドレックスと表記
しかしメタモンが多い環境であることから「気合の襷を持たせてメタモン対面に勝つ」「打たれるゴースト技に対しての引き先を用意する」のどちらかが必要である。
後者だと構築がサイクル寄りになり強特性のくろいいななきが生かし辛いため今回は前者を採用した。
黒バドレックスの強い動かし方として「相手を黒バドレックスの技の圏内に入れて倒しながら特性発動させること」がある。さらに「その時点でHPが削られていない=気合の襷が有効である」ことも必要だ。
それを実現させるには下記の諸々の課題をクリアしないといけない。
①あらゆる対面で一貫して削りを入れなければいけないこと。
②ダイジェットor積み技orスカーフでSが上を取られていないこと
③先制技を打たれないこと
④壁を貼られていないこと
⑤ステロを撒かれていないこと
*他にも色々あるがクリアできた要素だけ挙げる。
これらを満たすことのできるポケモンを考えていたところ、ある型のカプ・レヒレが非常に理にかなっていると感じ始動要因として採用、3匹目には万が一襷を削られてメタモンに上から倒されたときにケアの効くミミッキュを置いて、この3匹を基本選出とした。
残りの3匹は基本選出が対応できない相手に対して厚くなれるように補完採用した。また相手のバンギラスが選出段階で出し辛くなるような面子で固めることを意識した。
以下個別解説。
1.黒バドレックス 気合の襷 臆病
H175 B101(4) C217(252) D120 S222(252)
CSぶっぱ
207-167[砂下]バンギラスをステルスロック+[+2]ダイソウゲンで確定1
D135ザシアン(けんのおう)に対して[+1]ダイホロウが190~
襷を温存することでメタモンに勝てて、かつDMを切ればミミッキュにも勝てる(ダイサイコ→ダイホロウ)ことから黒バドレックスと襷の親和性は非常に高い。場面は少ないが襷を盾に無理やり悪巧みから全抜きを謀ることもできる。
3つ目の技は諸説あるが、KPの多いバンギラス入りに選出を躊躇いたくなかったのでリーフストームを採用。他にも「フィールドを書き換えられる」「Cを下げた状態でメタモンにコピーさせて後ろで受ける択ができる」というメリットもある。
2.カプ・レヒレ 後攻の尻尾 図太い
自然の怒り トリック 霧払い 挑発
H177(252) B183(252) C115 D151(4) S105
HBぶっぱ
194ゴリランダーの[ミストフィールド下]ウッドハンマー耐え
構築の要、尻尾トリック+自然の怒りによって相手の展開を封殺した上で裏の黒バドレックスの圏内に押し込むことができる。ちなみにこの2種の技を覚えるポケモンはカプ・レヒレのみである。
また自然の怒りという技は相手を倒すことはほぼ無いので、くろいいななきと非常に相性がいい。
さらに挑発を事前に打たなくても霧払いによってステロ・壁を削除できるため、2手目に置いても腐らない。展開した相手のストッパーになると同時にこちらの裏の起点を作ることができる。
そして不意打ちを持っているウーラオス、エースバーンに有利対面であるためカプ・レヒレがそれらと対面した状態で倒される→黒バドレックス死に出しの状況が発生しにくい。
かなり面白い性能をしているポケモンであるため、通常のシングルでもぜひ使用してみたいと感じた。
3.ミミッキュ 命の珠 陽気
じゃれつく ゴーストダイブ 影打ち 剣の舞
H131(4) A142(252) B100 D125 S162(252)
ASぶっぱ
ドラゴンが多い環境なのでじゃれつくが必須、ゴースト技はDM枯らしができるゴーストダイブを採用。
また90族が禁伝に多いこととミラーを考えて最速。
メタモンにコピーされても相手は皮が発動しないことからメタモンに強い駒と言える。
4.霊獣ランドロス オボンのみ 腕白
H196(252) A165 B156(252) D101(4) S111
HBぶっぱ
物理受け、ステルスロックを撒いてサイクルの中で相手を削って黒バドレックスの一貫を作る。とんぼがえりから無償降臨できる点もよい。
特筆することは特になし。
5.霊獣ボルトロス 突撃チョッキ 控え目
H186(252) B90 C182(4) D132(252) S121
HDぶっぱ
222カイオーガの[雨]潮吹き(150)耐え
201イベルタルの[珠][ダークオーラ]ダイアーク(130)が~153
(ダイアーク+D[-1]ダイアークを高乱数耐え)
[+2]メタモン(黒バドレックス)のアストラルビット確定耐え
悪の波動でメタモン(黒バドレックス)を確定1
D119イベルタルにダイサンダーが224~
トップメタの禁伝に対して電気が非常に一貫するので電気枠はなるべくいれたい。しかしKP高めのレジエレキやカプ・コケコを採用すると構築の穴が埋まりきらなかったのでこのような尖った型を採用した。
ボルトチェンジによる後発の無償降臨のサポートをする、またはダイアシッドによる展開を目指す。
6.エースバーン 拘りスカーフ 陽気
H155 A168(252) B95 D96(4) S188(252)
ASぶっぱ
キョダイマックス個体
霊獣ボルトロスのボルトチェンジ+飛び膝蹴りで175-111-161カイオーガ確定2
155-71レジエレキをフレアドライブで確定1
黒バドレックスが苦手な超高速ポケモン(フェローチェ、レジエレキ)やスカーフカイオーガに更に上から縛ることができる。
先制とんぼがえり→クッション→バドレックスという選出がシンプルに強かった。
またアイアンヘッドの枠は思念の頭突きかギガインパクトの方がいい。
個別解説は以上です。
○選出
・霊獣ボルトロス+黒バドレックス+エースバーン
カイオーガ入りに選出。トンボルチェンで対面操作する。
ホウオウ入りに選出。ダイロックがないとホウオウを突破できないため。
・霊獣ボルトロスor霊獣ランドロスorエースバーン+カプ・レヒレ+黒バドレックス
カプ・レヒレが初手対面したくない相手(ゴリランダー、レジエレキ、ゼクロム)がいるとき
・カプ・レヒレor霊獣ランドロス+霊獣ボルトロス+ミミッキュ
イベルタル、Gファイヤー入りに選出。パワーが落ちる。
○弱点
またイベルタル+霊獣ボルトロスが勝てない相手(ヌオー、トリトドン、ハピナスetc..)はほぼ無理。
地味に霊獣ランドロスがきつい。
解説は以上です。
本当に面白いルールだったためこれで終わるのは寂しいですが、過去に目を向けてばかりなのもよくないのでランクバトルの方に専念していきたいと思います。
では今回はこの辺で。
終