第23回シングル厨使用パーティ「催眠吠えループ」

第23回シングル厨に行ってまいりました。まず軽い雑感から。


今回はBW2発売後初のシングル厨ということで、BW2要素を含んだポケモンなど、どういった環境となるのか前々からとても楽しみでした。

以前から注目の熱かった例として、テクニガッサ、霊獣ボルト、レパルダス、三色ブシンなどが挙げられますが、最終的に優勝をかざったのはあの危篤といわれていた受けループでした。しかも、メタモンモロバレル入りという、とても一風変わった構築でした。

しかし、これによって危篤を言われていた受けループの評価が見直されたのではないでしょうか。自分も受けループクラスタの一人としてこのパーティの優勝は非常に喜ばしいことでした。優勝者のわふおさんには感謝してもしきれません。本当におめでとうございます!!!

また、今回は自分も受けループを使用しました。結果は、サザンドラブロック10人中6−3で4位。決勝トーナメントには進めませんでした。しかしサザンドラブロックは強者で固められた魔境だったので勝ち越せただけでも相当嬉しいです。もちろん上がれなかった悔しさの方が大きいですが・・w
この悔しさをバネにして、次のシングル厨では優勝を狙って行きたいです!


では雑感はこれくらいにして、パーティ解説に入っていきます。

パーティの参考として、ロジユニさんのうたうラッキー(http://wearecousin.blog.fc2.com/blog-entry-78.html)、kaneshi氏の吠えループを参考にさせていただきました、ありがとうございます!

タイトルにもあるとおり、催眠→吠える、という戦法を軸にパーティをくみました。ステロが主なダメージソースというわけです。
受けループは積みポケに非常に弱いので、吠えるを主体とした受けループというのはかなり有効だと思います。予選は通過できませんでしたが、かなりこのパーティに可能性を感じました。

それでは個別解説に入っていきます。

1.ラッキー(nepia) 図太い 自然回復 進化の輝石
地球なげ タマゴうみ 歌う ステルスロック
H4 B252 D252

催眠要因1体目。ただ命中率は信用しないようにしましょう。55%なので、3回うって1回当たればいいくらいの感覚でw
ただ交換の多い受けループでは試行回数が高まるので回数を重ねれば当たる確率は高まっていきます。

配分ですが、今回はいつもと違い一般的なBDラッキーにしました。軸となる下3体に一貫するボルトロス(特に霊獣)を意識しているのでこれが正解だと思います。

2.フシギバナ(DrainAway) 臆病 黒いヘドロ
ギガドレイン 身代わり 眠り粉 吠える
H252 B68 C4 D4 S180
最速キノガッサ抜き
被ダメ
意地っ張りテクニガッサの珠マッパ(20.8〜24.5%)
陽気マンムーつららばり確定3耐え

2体目の催眠要因。あと受けループに刺さるスイクン対策となります。
眠り粉は前提として、パーティの軸から吠えるは確定。あとはスイクンへの打点としてギガドレインと、零度を透かすための身代わり。本来入りやすいめざ炎は抜いていますが、ハッサムナットレイは眠らせて吠えればよく、ノオーなどはラッキーやドランで受ければいいので問題ないと判断しました。また身代わりをいれることでキノガッサにもタイマンで勝ちやすくなります。

3.ヒードラン(meltdown) 臆病 貰い火 風船
火炎放射 龍の波動 吠える ステルスロック
H252 B4 C4 D44 S204
最速キノガッサ抜き
被ダメ
控えめFCボルトの眼鏡雷最高乱数意外耐え

受けループの鋼枠ですが、最近KPが増えているヒードランを採用してみました。ウルガモス(めざ地除)、ハッサム、ノオー、ナットレイメタグロス等に相性がよく、風船をもたせることでガブ、カイリューにも1ターン猶予がのこせます。

また、最近格段に増えているマンムー地震読みで上手く無償降臨できればかなりのアドになります。

そして今回はステロ要因をラッキーとドランとで2体採用しています。ステロがダメージソースの肝なので、確実に巻きたいということで珍しくこのような形にしました。

4.スイクン(Evangeline) 呑気 プレッシャー 残飯
零度 波乗り 吠える 冷ビ
H252 B252 D4 
被ダメ
陽気マンムー地震(27〜32.3%)

水枠は受けループに入り易いヤドランやブルンゲルやヌオーでなく、吠えるを使えて零度という最強の技を覚えるスイクンを採用しました。単純な防御指数はこれらの中で一番なので、残飯をもたせればかなり場持ちはよかったです。
ただCに少し配分してHに振ったガブなどを確定で落とせるようにしたほうがいいと思います。

また、スイクンを見て零度を避けるために身代わりをされることが多いので、吠えるはスイクンにかなり相性がよかったです


5.ラティアス(ラティアス) 臆病 浮遊 ラムのみ
流星群 瞑想 波乗り サイコショック 
H76 B4 C172 D4 S252
与ダメ
流星群でHSレパルダス確定1

今までの4体が全体的に鈍足であるので、ある程度早く、かつ格闘がかなり重いので格闘半減できるポケモンとしてラティアスがすんなり入りました。また、ラムを持たせることでbw2になって対策必須となったレパルガッサ対策となります。ただし確実な対策でなくかなり甘いものとなっているので、これは煮詰める段階で変更が必要だと思います。

なぜかというと、レパルダス対面で相手は胞子と身代わりとで択ゲーをせまることができるからです。流星群は一度打つとC2段階下降というハイリスクな技なので、身代わりで一度透かされてしまうと落とすことができなくなります。

今回はレパルガッサが出しにくい受けループ構成ということで、かなり甘めの対策になりました。ここはいずれしっかりした変更を加えたいと思います。

6.ローブシン(jigsaw) 意地っ張り 根性 オボンのみ
ドレインパンチ マッハパンチ ビルドアップ 冷凍パンチ
H212 A76 B212 D4 S4
被ダメ
鉢巻ガブ逆鱗受ける→オボン→ビルドアップ→受ける
超高乱数耐え
臆病C252眼鏡サンダー10万確定耐え
やんちゃC4パルシェン+2ハイポン確定耐え

5体に一貫してバンギラスが重く、ガブや地震もちカイリューにも薄いことから、bw2要素として冷パンブシンを採用しました。
今回個体用意が追いつかず昔使っていたブシンを使いましたが、カイリューを意識して腕白にしてみるのも面白いかもしれません。


選出は基本
ステロ撒き+催眠要因+補完(吠える持ち等)
という形です。
竜に対抗するためにラティアスの選出が意外と多かったのが印象に残ってます。

負け試合がどれもガブかカイリューを受けきれずに負けた試合だったので、エアームドを採用すればかなりいい感じになるのではと感じました。

では今回はこの辺で、では!