第5世代の構築記事です。
バンギラス | 岩雪崩 | 冷凍パンチ | ステルスロック | 吠える | ラムのみ | 意地っ張り | 砂起こし |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | 身代わり | 剣の舞 | ドラゴンジュエル | 陽気 | 砂隠れ |
ラティオス | サイコキネシス | 光の壁 | リフレクター | 置き土産 | 光の粘土 | 臆病 | 浮遊 |
ハッサム | バレットパンチ | 虫食い | 燕返し | 剣の舞 | 命の珠 | 意地っ張り | テクニシャン |
ボルトロス | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 挑発 | 電磁波 | 電気のジュエル | 臆病 | 悪戯心 |
スイクン | 熱湯 | 冷凍ビーム | 瞑想 | 眠る | カゴのみ | 臆病 | プレッシャー |
ステロバンギ+壁ラティオス+珠ハッサムの並びを軸に組んだ構築です。
元々ステロマンムー+ラティハッサムの並びで構築を組んだことはあるのですが,マンムーの枠は改良の余地があると考えていました。そこでステロ要因をバンギラスにすることで,天候を砂にすることができステロ以外に相手への削りを増やすことができます。さらに砂天候によって相手のタスキやマルスケをつぶすことができるのでステロに依存しない立ち回りが可能となります(この考え方はあめおふ使用構築のノオークレセローブが元になっている),そしてメインアタッカーであるハッサムが砂ダメージを受けないのも利点です。
次に残り3体を考えていくのですが,これらに求められる条件は
①ハッサムの苦手なポケモン(ムドー,ドランetc..)を抑制する
②ハッサムの得意なポケモン(ナットレイ,スカーフガブetc..)を誘い出す
となります。
そこで今回はボルトガブの並びを入れることにしました。ボルトガブの並びで電磁波砂のパターンを相手に警戒させることができ,かつ電磁波砂の苦手な相手が
・スカーフドラゴン(ガブ,サザン)
・ラティオス
・パル,マンムー等の氷タイプ
などの珠ハッサムが有利なポケモンなので,非常に補完のとれている並びとなっています,もちろん電磁波砂自体も非常に強力な勝ち筋になりえます。またバンギガブの並びを見せることでハッサムの苦手な相手の炎タイプを牽制することもできます。
そしてラス枠を決めていくのですがこの時点で主軸の珠ハッサムも裏択のガブリアスもエアームドの入ってる受けループ系統の構築に勝てません,また水の一貫も激しく雨パにもかなり薄い状態です,従ってラス枠はそれらを意識して決める必要があります。
そこでこの枠にはスイクンを採用しました。受けループや雨パに強めな上にハッサムの弱い炎タイプに強く,ボルトガブの苦手な氷タイプ(パルマンムー)に強いのも魅力です。
このように6体が決定,全体的に非常に数値が高い綺麗な並びとなっています。
では個別解説に入ります。
①バンギラス ラムのみ 意地っ張り
H207(252) A201(228) B131(4) D122(12) S83(12)
岩雪崩 冷凍パンチ ステルスロック 吠える
H:16n-1
A:
215(252)-138(0)カバルドンを冷パンでオボン込み乱数3発(88.43%)
155(4)-91(0)ボルトロスを岩雪崩で確定1
183(0)-116(4)ガブリアスを冷パンで確定1
135(0)-101(4)キノガッサを冷パンで砂ダメ込み低乱数1(112〜134)
B:
151キノガッサのローキック確定耐え
200マンムーの地震確定耐え
D:
182ラティオスの眼鏡流星群高乱数2連耐え(118〜139→58〜70)
142ニョロトノの波乗り2耐え
156スイクンの水ジュエルハイドロポンプ確定耐え
S:
4振りバンギ抜き
技
ステルスロックは確定
ボルトロス対面で打ち一貫性のある岩雪崩
雪崩の通らないキノガッサ、カバルドンやガブリアスなどの地面への冷凍パンチ
対面で積んでくるビルドローブシンや小さくなるスターミーを流す吠える
道具
オボンや襷の方が汎用性が高いが、基本選出が催眠や電磁波耐性に薄すぎるので、初手に着やすいボルトロスやカバルドンをわからせるラムのみ、ガッサも削れてれば冷パン+砂ダメで確定
②ガブリアス ドラゴンジュエル 陽気
H183 A182(252) B116(4) D105 S169(252)
逆鱗 地震 身代わり 剣の舞
ASぶっぱ
先制技意識で端数B
技、道具共テンプレ、耐久に振った残飯or粉のガブより砂や麻痺に頼らず単体性能の高いジュエル型を採用、何より前者だとヌオーが突破できない。
③ラティオス 光の粘土 臆病
H175(156) B101(4) C162(92) D131(4) S178(252)
サイコキネシス 光の壁 リフレクター 置き土産
H:16n-1
D:
化身ボルトロスのめざ氷2耐え
B:
無振りバンギラスの追い打ち耐え
S:
最速
技
コンセプト上両壁は確定、ガッサに隙を見せたくないのでサイキネを採用。置き土産がないと瞑想や蝶舞の起点になり、かつ壁ターンが消耗するのでこれも確定。
道具
壁ターンを延長する光の粘土、珠ハッサムが場に長く残ることが多いのでこれ一択。
④ハッサム 命の珠 意地っ張り
H155(76) A200(252) B120 D100 S108(180)
虫食い バレットパンチ 燕返し 剣の舞
H:奇数調整
A:ぶっぱ
S:
S4振りスイクン抜き抜き
技
石化→燕にしてるのは回避率を上げてくる相手(ゴチル、スターミー、ラッキー、ライド等)に安定して勝つことと、ウルガやブシンの起点にならないためと,何よりミラーに強くなれるため。2積みすれば石化<バレパンとなるので問題ない。
ブルンゲルやコバルオン、ミラーに打点ができるのが地味においしい。
道具
鋼ジュエルが最近流行っているが、柔軟性ならそちらが上だが純粋な抜き性能なら珠が上と言える。よって今回は珠選択。
⑤ボルトロス 電気のジュエル 臆病 悪戯心
H155(4) B90 C177(252) D100 S179(252)
10万ボルト めざめるパワー氷 挑発 電磁波
CSぶっぱ
技
電磁波要因なので電磁波はもちろん確定、ハッサムが苦手な鋼への遂行技である10万は確定、ラティが竜に打点がないのでボルトには竜への遂行技がほしい、よってめざ氷も確定。
ラストの枠だが、相手の壁やレパルダス等への明確な対策が欲しかったので挑発を選択。瞑想や蝶舞の起点にならないのが便利。
道具
バンギと同時選出するので襷は除外、砂やステロをまくので相手の襷マルスケを潰すゴツメもそこまで必要ない、よって単体性能の単純に増加する電気ジュエルを採用。
⑥スイクン カゴのみ 臆病
H201(204) B136(4) C116(44) D136(4) S150(252)
熱湯 冷凍ビーム 瞑想 眠る
H:地球投げを4耐え
C:
151(4)-115(0)キングドラの身代わりを冷ビで確定破壊
S:最速
技道具共にテンプレ。対受けループを考えて瞑想型が確定で、構築がマンムーが重いので最速の型となった。
個別解説は以上です。
〜選出パターン〜
①バンギラティハッサム
基本選出、ハッサムで抜けそうなとき
②バンギボルトガブ
基本選出2、ハッサムで抜けなそうなポケモン(ドランバシャジバコ等)がいたとき
③ボルトガブスイクン
上2つで突破できないムドー入りの受けループ系相手のとき
もちろんラティ→ハッサム以外にもラティ→ガブorスイクンの展開もできる。
構築の弱点としては,鋼への打点に欠けるので相手の珠ハッサムが重いです。後はハッサムを選出しない場合の物理グドラが非常に重いです。
解説は以上になります。
最後に,SFCのシングル大会でこの構築で出場してくれたりてぃさんはありがとうございました!
ではでは今回はこのへんで・。・ノシ